今回はカメラに直接関係ないかもしれませんが光の不思議についてご紹介していきたいと思います。
日常生活では光について深く考えることも全然ないと思いますが、カメラは光をデジタルの画像データにする機械というつながりで今回はちょっとした豆知識として見てもらえればと思います。
光とは?
一般的には人間が見ることができる電磁波(可視光)のことを「光」と言いますが、広い意味では目に見えない紫外線や赤外線、携帯電話やラジオで使われている「電波」も光の1つですし、レントゲンのX線や電子レンジのマイクロ波なども光なんです。
光は「波」と「粒」の性質を持っているのですが可視光や紫外線などの違いは波長と呼ばれる光が持っている波の幅で決まります。
光は宇宙のように物質のない真空状態では直進しますが、水や空気などに当たると「吸収」「透過」「反射」「屈折」「散乱」「分散」と言った様々な変化が起きます。
波長と周波数
波長
可視光の波長は380~760nm(ナノメートル)で波長が短くなると紫色になり、波長が長くなると赤色になります。
周波数
例えば、100ヘルツであれば、波が1秒間に100回繰り返します。
光の3原色
光の3原色は、赤、緑、青の3色です。この3色の光を組み合わせることですべての色をつくることができます。
昼間の太陽光は全ての色の光が足されているので白くなっています。
色の3原色
色の場合は減法混合といって、光源の持っている色の一部を取り出すイメージになります。
ある色(光)を反射させるインクなどを足し合わせて色がつくられる方法です。
なぜ色が付くの?
葉っぱが緑だったり花が黄色だったりするのは、光源の中のその色だけを反射しているからです。
様々な自然現象
日常生活では当たり前すぎてあまり考えたことがないような自然現象をなぜ起こっているのかいくつかご紹介していきます。
太陽の光はなぜ白っぽく見えるのか
太陽の光が白っぽく見えるのは、赤から青まで様々な色の波長が重なり白く見えています。
空の色はなぜ青いのか
太陽の光は私たちの目に届くまでに、大気圏(空気)を通っています。
この散乱は光の波長(色)によって散乱しやすさが違って波長の短い「青い光」はチリにぶつかりやすく、波長の長い「赤い光」はぶつかりにくいので散乱しにくくなります。
夕焼け・朝焼けはなぜ赤いのか
空気中の光は振動すればするほど弱くなるので振動する回数の多い「紫の光」や「青の光」は短い距離でも光が弱くなってしまいます。
太陽が近い昼間は青い光が弱まることなく届くので太陽光が白くなりますが、夕方や朝は太陽との距離が長くなるので青い光が届かなくなって赤い光だけが届くので空全体が赤く見えるようになります。
まとめ
光はとても身近にありますが、意外と知らないこともあったかと思います。
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