皆さんは今まで流れ星を見たことはありますか?流れ星が流れている間に3回願い事を言うと願いが叶うとよく言われますがなかなか流れ星には出会えませんよね。
そんな流れ星をたくさん見ることができる流星群の中には毎年ある時期に現れるものもあるので、お子さんや恋人、友人と流れ星をみるのもとっても素敵な体験です。
流星群とは?
普段も流れ星は見ることができますが非常に稀で狙って見ることが難しいので流れ星を見るなら流星群を狙いましょう。
流星群の種類
それぞれどのようなものなのか説明していきます。
定常群
有名なもので、しぶんぎ座流星群では極大と呼ばれる流れ星のピークがは毎年1月4日ごろ現れます。また、ペルセウス座流星群は毎年8月13日ごろに極大になります。
このように日にちも同じような時期に現れる特長のある流星群を定常群と呼びます。有名な流星群の多くは定常群に分類されています。
周期群
しし座流星群は33年ごと、ジャコビニ流星群は13年ごとに大出現を見せています。ただし、必ずその周期で大出現するわけではないので注意しましょう。
大出現しない年でも数は少ないですが流れ星を多少見ることができることが多いです。
突発群
突発群は周期的ではなく突然現れる流星群のことです。
ほうおう座流星群などが突発群に分類されている流星群で1956年の12月に1時間当たり300個もの流れ星が観測されたようです。2014年には実に58年ぶりに観測に成功しました。
流星群の規模
流れ星を観測する人が放射点(流れ星のもとになる宇宙の塵が地球に衝突する場所、方角)を中心に、月や街灯などの光の影響が全くない理想的な条件で観測できる流れ星の数を表しています。
ただし、実際には月や街灯の光の影響で弱い流れ星は見ることができないので実際に見られるのはZHRの半分から1/3以下になってしまうこともあります。
流星雨と流星嵐
非常に数多くの流れ星が見られたときもあり、流星雨(レイン)や流星嵐(ストーム)と言うこともあります。
2001年には日本で1時間に数千個ほど、1966年のアメリカでは1秒間に40個(15万ZHR)ほども見られたようです!!まさに流れ星の大雨ですね!
流星群一覧と発生時期
流星群には約70個ほども種類があります。
時期や規模も異なりますので日本で毎年見ることができる流星群を表にまとめてみました。
流星群名
|
時期
|
ピーク
|
ZHR
|
活発度
|
しぶんぎ座流星群
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12月28日〜1月12日
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1月4日頃
|
120
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強い
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4月こと座流星群
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4月16日〜4月25日
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4月22日頃
|
15
|
強い
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みずがめ座η流星群
|
4月19日〜5月28日
|
5月6日頃
|
60
|
強い
|
みずがめ座δ南流星群
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7月12日〜8月19日
|
7月28日頃
|
20
|
強い
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やぎ座α流星群
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7月3日〜8月15日
|
7月30日頃
|
4
|
普通
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ペルセウス座流星群
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7月17日〜8月24日
|
8月12日頃
|
90
|
強い
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はくちょう座κ流星群
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8月3日〜8月25日
|
8月17日頃
|
3
|
普通
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10月りゅう座流星群
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10月6日〜10月10日
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10月8日頃
|
不定
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13年周期で強くなる
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オリオン座流星群
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10月2日〜11月7日
|
10月21日頃
|
20
|
強い
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おうし座流星群(南群・北群)
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11月1日〜1月25日
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南群:11月5日
北群:11月12日
|
南群:5
北群:5
|
普通
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しし座流星群
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11月10日〜11月24日
|
11月17日頃
|
不定
通常10程度
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不定で激しい流星嵐が来ている
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ふたご座流星群
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12月4日〜12月17日
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12月14日頃
|
120
|
強い
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こぐま座流星群
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12月17日〜12月26日
|
12月22日頃
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10
|
強い
|
みずがめ座δ南流星群とやぎ座α流星群のように時期が被っているものもあるのでそういう時期はたくさん見られるかもしれません。
流星群をたくさん見るための条件
せっかく流星群を見に外に出ても1個も見られなかったら残念ですよね。
やっぱり天気が大事
出かける前に曇らないかどうか天気予報などをしっかりと確認しましょう。
ただし、天気予報の晴れの定義は目視で雲の量を判断して、すべての空の雲の量が8割以下の時を晴れとしているので空の8割が雲で覆われていても晴れと出てしまうので天体観測をするにはあまり参考になりません。
以下のサイトで雨雲以外の雲の動きを調べることができます。
月の状況を確認しよう
満月前後は非常に明るくなってしまいますが諦めるはまだ早いです。
位置は以下のサイトで確認することができます。
流星群のピークの時間帯
流星群のピークの時間帯をしっかり確認しましょう。ZHRが大きい数字だったとしても活発具合やピーク以外の時間帯ではあまり見られない場合もあります。
流れ星の撮り方
流星群を比較明合成したい場合には赤道儀を使用して星の位置がずれないように気をつけましょう。また、カメラが回転するため木の枝などが入らないよう広い場所で撮影しましょう。
流星群はなぜ起きる?
流れ星は宇宙の塵(小天体)が地球にぶつかったときに大気との摩擦で高温になることで出現します。
ダストトレイルと呼ばれる塵の帯に地球がぶつかることで多数の塵が地球にぶつかってたくさんの流れ星ができます。これが流星群になります。
小さいものは強く光らないので見えませんが大きいものでは満月よりも明るくなることがあり、昼間でも見ることができることもあります。
流星群の見える場所と見え方
放射点から一直線で観測者に向かってくる流れ星は線ではなく点になってしまいます。それに対して観測者からみて上空を駆け抜ける放射点から離れた流れ星は長い線のように見えます。
流星群はどの方角でも見ることができますが、放射点に近いほど線が短くなり、離れるほど線が長くなるため放射点から離れた場所を見ていると多少見つけやすくなります。
まとめ
宇宙を感じることができる自然現象 流星群を是非楽しんでみてください!
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