太陽の光は写真を撮るときに非常に大きな影響を与えます。時間帯や天候によって様々な色に染める太陽の光が楽しめます。
朝焼け、夕焼け
皆さんご存知のとおり日の出に東の空がオレンジ色になる現象を「朝焼け」、日の入りに西の空が赤オレンジ色になる現象を「夕焼け」と言います。
古くから「夕焼けの翌日は晴れ」ということわざがありますが、日本は偏西風の影響で雨雲が南西から北東に移動するため夕焼けが見られた次の日に雨雲が来ることは少ないんだそうです。
だるま太陽
だるま太陽は朝日や夕日が水平線で丸ではなく、だるまや、ふくらんだおもちのように歪んだ形に見える現象で蜃気楼の一種です。
冬によく見られる現象で空気中の温度差が大きい時に見られると考えられています。Ω形もあれば□形や△形も条件によっては見ることができます。
写真にしっかり写すには望遠レンズが必要になります。太陽を直接撮るときは非常にまぶしいため絞りを絞ってシャッタースピードを上げる必要があります。
グリーンフラッシュ
グリーンフラッシュは日の出や日没の瞬間に太陽の上部が緑色に輝く現象で「緑閃光」とも言われます。
ハワイでは日本よりも比較的見ることができるようですが、日本でも沖縄県の石垣島や東京の小笠原諸島、北海道の釧路などで観測されています。
太陽柱(サンピラー)
太陽柱は日の出や日没のときに空気中の氷の結晶に太陽光が反射して垂直方向に光の柱が立って見える現象です。
白いベールに包まれているように見える雲(巻層雲や高層雲)のときに特によく見られます。
上空の空気は気温が低く夏場でも空気中に氷の結晶はできるためいつでも条件が揃えば見ることができます。
マジックアワー(ゴールデンアワー)
マジックアワーは日の出後と日没前の数十分間に見られる現象で太陽の光がオレンジ色になり光も淡くなるため世界が金色に彩られる状態のことです。金色に見えることからゴールデンアワーとも呼ばれます。
金色に彩られる世界と壮大な人工物とで普段とは全く違う写真にすることができます。露出補正で暗めに撮影するとうまく撮影することができます。
ブルーアワー
ブルーアワーは日の出前と日没後に見られる現象で空が青く染まり暗くなっていく時間のことです。
マジックアワーと同様に独特の雰囲気を表現することができるため写真撮影や映画の撮影にもよく使われています。
ビーナスベルト、地球影
ビーナスベルトは日の出前と日没後の約10分間太陽と反対側の地平線うえがピンク色の帯となる現象です。
地球影はビーナスベルトの下に藍色の暗くなっている部分のことです。地球は丸いので地球の影が出てきます。地球の影と知らないと何なのかわからないですね。
まとめ
朝日や夕日を見る機会がありましたら是非他の現象も意識してみてください。
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