色々な撮影に挑戦しているとシャッタースピードをもっと速くしたい!と思っても機種によっては1/2000が限界だったりしますよね。
しかし、世の中には1/8000や1/32000など超ハイスピードで撮影できるカメラがありますが、これは「シャッター」の違いによって変わってきます。
シャッターとは?
シャッターの中には「先幕」や「後幕」などの専門用語が出てきますが、詳しくは『フォーカルプレーンシャッターの構造と動作』で紹介しているのですぐ知りたい方はパーっと読み飛ばしてみてください。
シャッターの種類と特長
細かく分類したり過去に使われていたものを入れるともっと種類が増えてしまうので、一眼レフやミラーレス、コンデジで採用されている主なシャッターについて説明します。
メカニカルシャッター/メカシャッター
シャッターを動かすのには電気以外にもバネや空気圧で動かすものもあり、分類を分けることもできます。
フォーカルプレーンシャッター
フォーカルプレーンシャッターは一眼レフなどで一般的に採用されているカメラボディ内のイメージセンサー手前についているシャッターです。
先幕と後幕と呼ばれる2つのシャッターを使ってシャッタースピードを調整します。
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メリット
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デメリット
・シャッター音が大きく静かな場所ではあまり撮影できない
・フラッシュを使うときにシャッタースピードを速くできない
レンズシャッター
カメラ本体にシャッターを入れる必要がないのでボディをコンパクトにできることからレンズ一体型のコンデジに採用されることが多いです。
レンズの前なのか真ん中なのか取りつく位置も機種によって変わります。
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メリット
・シャッター音が比較的静か
・フラッシュを使ってもシャッタースピードを速くできる
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デメリット
電子シャッター
電子シャッターは物理的に光を遮るシャッターがなく、電気的な制御でシャッターを切る方法です。
デジタルカメラの登場からミラーレスや高級コンデジの登場でさらに研究・開発が進められているシャッターで今後の発展にも期待できます!
また、SONYから出たRX100シリーズの上位モデルでは電子シャッターを使うことで最速でシャッタースピード1/32000と驚異的な世界を楽しむことができます。
ローリングシャッター
ローリングシャッターはイメージセンサーに当たった光を上部から下部に向かって順番に読みだして現像していく電子シャッターの1つです。
スマートフォンやミラーレス一眼で採用されていることが多く、iPhoneにも使われています。
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メリット
・シャッター音がない
・振動がない
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デメリット
・フラッシュを使うとシャッタースピードを速くできない
・強い光を受けるとノイズが出る
グローバルシャッター
グローバルシャッターはイメージセンサーで受けた光を一気に読みだして全体を現像することができるシャッターです。
メカシャッターと電子シャッターのいいとこ取りをしたような高性能シャッターで様々な撮り方ができます。
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メリット
・動きの速い被写体も歪まない
・フラッシュを使ってもシャッタースピードを速くできる
・振動がない
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デメリット
・高価
ハイブリッド
電子先幕シャッター
フォーカルプレーンシャッターと比べて振動やシャッター音を小さくできるという特長があります。
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メリット
・振動が少ない
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デメリット
シャッターのメリット・デメリット
シャッターの種類 |
メリット
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デメリット
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フォーカルプレーンシャッター
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・高速でシャッター可能
・写真の歪みを最小限に
・ノイズの発生を抑える
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・振動が大きい
・シャッター音が大きい
・フラッシュ使用時SSに制限
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レンズシャッター |
・振動が少ない
・シャッター音が比較的静か
・フラッシュ使用時SS制限なし
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・SSを速くできない
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ローリングシャッター
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・比較的安い
・シャッター音がない
・振動がない
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・動きの速いが歪む
・フラッシュ使用時SSに制限
・強い光でノイズが出る
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グローバルシャッター
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・シャッター音がない
・動きの速い被写体も歪まない
・フラッシュ使用時SS制限なし
・振動がない
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・強い光でノイズが出る
・高価
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先幕電子シャッター |
・シャッター音が小さい
・振動が少ない
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・強い光でノイズが出る
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フォーカルプレーンシャッターの構造と動作
カメラ内部のイメージセンサーの手前についている一般的なシャッターの構造と動作について紹介していきます。
フォーカルプレーンシャッターの構造
シャッターは先幕と後幕とフレームからできています。
フォーカルプレーシャッターの動作
その後、後幕が閉じていき光を遮ります。
シャッタースピードは後幕と先幕の動作する時間の差で変えることができます。
シャッタースピードが速い時
シャッタースピードが遅い時
レンズシャッターの構造と動作
レンズシャッターの構造
レンズシャッターの構造は非常にシンプルで絞りと同じような羽根のついたシャッターが絞りの近くについています。
レンズ内に入るためカメラボディをシンプルでコンパクトにできます。
レンズシャッターの動作
絞りが解放されているときより、絞られているほうがシャッタースピードを速くすることができるという特長があります。
絞りを開放しているとき
距離が遠いので時間がかかり速くすることができません。
絞りを絞っているとき
すぐに閉じることができるのでシャッタースピードを上げることができます。
まとめ
デジタルカメラの場合はメカシャッターと電子シャッターの両方を採用しているカメラも増えてきているので、さらに表現の幅が広がってきています。
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