国内旅行でも海外旅行でも飛行機に乗って旅行する機会は少なくないですよね。そんな旅先での思い出をきれいな写真に収めるときにはやっぱり一眼レフやミラーレスを使いたいです。
色々と制限の厳しい飛行機に一眼レフやミラーレスなどのデジタルカメラを持ち込んでいいのか、何か制限や注意点があるか気になる方も多いと思います。
機内持ち込みは大丈夫?
カメラやレンズの機内への持ち込みは全く問題なく許可されています。ただし、基本的に持ち込めるカメラの台数は1台とされている場合が多いです。
また、気温の変化も激しく結露などの影響で故障の原因にもなる可能性があるので手荷物として持ち込むようにしましょう。
機内での撮影は大丈夫?
ただし、カメラについているWifiやBluetoothなどの通信機能はOFFにする必要があるので使用しないようにしましょう。
他の乗客の迷惑にならないようにフラッシュを使用しなかったりシャッター音などマナーを守って撮影するようにしましょう。
持ち込むときの注意点
カメラやレンズ、三脚などを機内に持ち込むことは問題ありませんが、一部制限がある場合があるので注意点を確認していきましょう。
予備バッテリーは預け荷物禁止
カメラやパソコンなどの電源に使われているリチウムイオン電池はほぼすべての航空会社で預け荷物に入れることが禁止されています。
そのため、基本的には予備バッテリーは機内に持ち込む必要があります。
一例としてJALの制限事項を表にまとめました。
種類
|
ワット時定格量(Wh)
|
機内持ち込み
|
預け荷物
|
本体に内蔵されている電池
|
160Wh以下
|
○ |
○
|
160Wh超
|
×
|
×
|
|
予備電池
|
100Wh以下
|
○
|
×
|
100Wh超~160Wh以下
|
○(2個まで)
|
×
|
|
160Wh超
|
×
|
×
|
リチウムイオン電池は、高い電圧を得られ、寿命も長く繰り返し使えるというメリットがありますが、破損や不具合が起きた場合、発熱や発火するリスクがあります。
預け荷物の中で発火してしまった場合、早期発見が難しく重大事故になってしまうこともあるため、必ず手荷物として機内に持ち込むようにしましょう。
フィルムカメラのX線検査に注意
フィルムカメラを使用している方はX線検査時に注意が必要です。
フィルムカメラに使用するフィルムはX線検査やCTスキャンなどに使われるX線の影響で以下の現象が現れる可能性があります。
- うねった波が現れる
- フィルムに波状の帯が現れる
- 全体に色味がついてしまう
手荷物検査装置を通すときはフィルムを通しても問題ないか確認するようにしましょう。
目視検査であればX線の影響も受けることなく機内に持ち込むことができます。
三脚のサイズによっては預け荷物に入れよう
三脚の持ち込みは航空会社によって変わりますが、幅、奥行き、高さの3辺の合計が100cmまたは、115cm以下などと制限されています。
小型の三脚であれば機内に持ち込むことができますが、超望遠レンズなどに使う大型の三脚は機内に持ち込むことができないので預け荷物として預けるようにしましょう。
機内での保管場所
座席の上の収納棚は他の乗客の荷物と一緒に入れるため棚を開けたり、荷物を取り出すタイミングで落ちてしまったり故障の原因になる可能性もあります。
飛行機は特に離着陸時に大きな揺れや振動が起きるのでカメラバッグなど緩衝剤が入っているバッグに入れて傷つけないように保管しましょう。
まとめ
飛行機へのカメラの持ち込みや撮影は許可されています。ただし、予備バッテリーや三脚など、一部は制限があるので自分の持っている機材と航空会社の規定をしっかり確認するようにしましょう。
飛行機から見る景色は普段の撮影では絶対に撮れない魅力的な景色が広がっています。
コメント