超広角撮影が楽しめる魚眼レンズの魅力を紹介!画角180°の世界を楽しもう!

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広い範囲を写す広角レンズに興味を持つと魚眼レンズも候補として出てきますよね。

広大な景色を目の前に全体の景色を撮りたい!と思いますが標準レンズやスマホでは難しいこともよくあります。

独特な描写になるので好みが分かれるレンズの一つだと思いますが、他のレンズとは違った魅力溢れるレンズでもあります。

そこで、今回は魚眼レンズの効果や種類、豆知識としてなぜ魚眼レンズと呼ばれているのかも紹介していきます。

魚眼レンズとは?

魚眼レンズは焦点距離が非常に短くて画角が180°近くになる広角レンズの一種です。

焦点距離35mm換算で35mm以下といった通常の広角レンズや24mm以下の超広角レンズよりもさらに焦点距離が短いため、広角レンズに現れる効果がより顕著に現れます。

また、広角レンズでは補正している歪みもそのまま楽しむことができる独特なレンズです。

フィッシュアイレンズとも呼ばれています。

魚眼レンズの画角

魚眼レンズの画角は180°という商品が多いですが、必ずしも180°というわけではありません。

安価なものでは170°など180°に満たないものもあれば過去に受注生産していたNikkor 6mm f/2.8 Fisheyeは220°という少し後ろも写すことができるレンズもありました。

ケンコーのAT-X 107 DX Fisheyeでは焦点距離10~17mmと焦点距離を変えることができる魚眼レンズもあります。

このレンズでは10mmのときに画角180°、17mmのときに画角100°での撮影が可能になります。

魚眼レンズの構造

魚眼レンズの構造イメージ図

魚眼レンズは大きな凸型の球面レンズを通して広い範囲をイメージセンサーに写します。

そのため、レンズによってはレンズフィルターやレンズフードを取り付けられないものもたくさんあります。レンズを選ぶときは注意しましょう。

魚眼レンズの由来

魚眼レンズは魚の眼が見えている景色ではありません。

魚が水中から空を見上げたときに円形に見えるのと同じような写真になるため、魚眼レンズという名前がつきました。

魚が見ている景色は歪曲収差のない平面な景色が広がっています。

魚眼レンズの効果

魚眼レンズで撮影したエッフェル塔

魚眼レンズは広角レンズに現れる効果がより強く表れます。

どんな効果があるのか紹介していきます。

歪曲収差(ディストーション)

歪曲収差は中心が膨らんでいるように見える歪曲のことで「ディストーション」や樽のような歪みになるので「樽型収差」と呼ばれることもあります。

この歪みによって本来直線になっている木やビルも曲線になります。

魚眼レンズは180°など非常に広範囲を写すためこのような歪みが現れる特長があります。

広角レンズでも起きますが、なるべく起こさないように補正用レンズが入っているものが多く魚眼レンズとは撮影できる写真が大きく違います。

パースペクティブ効果

パースペクティブ効果は遠くにあるものがより遠くにあるように写す効果です。

目で見るよりもさらに遠くに見えるため高いビルなどの頂上は消失点で消えてしまい三角形になることもあります。

狭い空間も広く写るため物件紹介の参考写真では実際の部屋よりも広く見えてしまうため気を付ける必要があります。

デフォルメ効果

魚眼レンズを使って近くから顔を撮ることで鼻が大きく、目が離れるようなデフォルメされた特長的な写真になります。

広角レンズでも起きる効果ですが、魚眼レンズではより強力に効果が表れます。

被写界深度が深くなる

魚眼レンズは焦点距離10mm程度と非常に短い焦点距離なので被写界深度が非常に深くなり、近くから遠くまでピントが合っている写真になりボケを楽しむことはほとんどできません。

被写界深度は焦点距離と絞りと被写体との距離がで変わりますが、焦点距離が非常に短いため絞りや被写体との距離を変えてもほとんど変わりません。

全周魚眼と対角線魚眼

魚眼レンズには「全周魚眼」と「対角線魚眼」の2種類があります。

それぞれどのようなものなのか確認していきましょう。

全周魚眼

全周魚眼で撮影した風景写真

全周魚眼は写真に写る画面の対角線(イメージセンサー)よりもイメージサークルと呼ばれるレンズを通った光の円が小さい魚眼レンズのことです。

撮影される景色は円形になるので「円周魚眼レンズ」とも呼ばれます。

もう1種類の対角線魚眼よりも景色は小さく写ってしまいますがより広い範囲を写すことができます。

対角線魚眼

対角線魚眼で撮影した風景写真

対角線魚眼は画面の対角線よりもイメージサークルが大きい魚眼レンズで写真いっぱいに景色を写せる魚眼レンズです。

景色も大きく写すことができるので細かい部分まで詳細に写すことができますが、全周魚眼よりも写せる範囲は狭くなります。

全周魚眼と対角線魚眼の関係

全周魚眼と対角線魚眼の比較写真

対角線魚眼は全周魚眼をトリミングしたときと同じイメージになります。

全周魚眼は広い範囲を写すことができる代わりに景色全体の写真は小さくなるので細かいところまで詳細に写したいときには対角線魚眼がおすすめです。

星空やオーロラ、砂漠、海など広い範囲を写して楽しみたいときには全周魚眼がおすすめです。

おすすめの魚眼レンズ

それではおすすめの魚眼レンズを紹介していきます。

コスパ最強の魚眼レンズ

リーズナブルで初めて魚眼レンズに挑戦したいと思っている方も比較的手の出しやすいレンズを紹介していきます。

【Opteka】OPT65 6.5mm F3.5

魚眼レンズの中でも非常にリーズナブルで他の魚眼レンズよりも安く性能面も必要十分なレンズです。

焦点距離6.5mm、視野角度180°と超広角撮影ができるレンズで、重さも468gと持ち運びも比較的しやすいです。

キヤノンとニコンのマウントに対応しています。イメージセンサーサイズはAPS-Cで対角線魚眼になり、フルサイズでは左右にケラレが発生し全周を写すことはできませんが、装着することはできるので様々なカメラで楽しむことができます。

オートフォーカスには対応していないのでマニュアルフォーカスでピントを合わせる必要があります。

初めて魚眼レンズに挑戦する方におすすめの魚眼レンズです。

焦点距離焦点距離: 6.5mm( 対角視野: 180°)
絞り範囲F3.5 ~ 22
寸法
 約89mm、 最大直径: 77mm
質量468g

【Kenko Tokina】AT-X 107 DX Fisheye

センサーサイズAPS-Cに対応したケンコーの魚眼ズームレンズで画角180°に対応しています。キヤノン製のAPS-Cでは画角が162°になってしまいますが超広角撮影をすることができます。

約350gと非常に軽量、コンパクトを実現しており持ち運びも簡単です。ボディ内AFモータを備えたカメラであればオートフォーカスにも対応しており撮影もスムーズに行うことができます。

最短撮影距離14cmでレンズ先端からは約2.5cmまで被写体に近づいて撮影することができます。

魚眼レンズの中では比較的リーズナブルでありながら焦点距離を変えながら撮影することができるオススメのレンズです。

焦点距離10 ~ 17mm
明るさF3.5 ~ 4.5
最小絞りF22
絞り羽根枚数6枚
レンズ構成8群10枚
最大径70.0mm
全 長71.1mm
画 角180゚ ~ 100゚(ニコン APS-Cカメラ使用時)
※キヤノンAPS-Cカメラでの広角端画角は162°
重 さ350g
最短撮影距離0.14m
最大撮影倍率1:2.56

全周魚眼と対角線魚眼に対応した魚眼ズームレンズ

全周魚眼と対角線魚眼に対応した高性能な魚眼レンズを紹介していきます。

焦点距離を変えることができる魚眼レンズで様々な撮影を楽しむことができます。

【Nikon】AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED

イメージセンサーサイズはフルサイズにも対応しており、フルサイズのカメラで焦点距離8mmにすると全周魚眼撮影ができ、15mmにすると対角線魚眼の撮影ができるレンズです。

APS-Cのレンズでは8mmでケラレが発生し、約11mm以上で対角線魚眼で撮影することができます。

逆光での撮影で気になるゴーストやフレアといったノイズを抑制するための特殊コーティングや防塵・防滴・防汚性能も兼ね備えています。

オートフォーカスにも対応しておりシャッターチャンスを逃しにくい高性能レンズです。

撮影シーンに合わせて様々な撮影ができるオススメの魚眼レンズです。

焦点距離8mm-15mm
最大口径比1:3.5-4.5
画角180°00′-175°00′(FXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ)
180°00′-110°00′(DXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ)
最短撮影距離0.16m(ズーム全域)
最大撮影倍率0.34倍
絞り羽根枚数7枚(円形絞り)
最大絞り・焦点距離8mm時:f/3.5・焦点距離15mm時:f/4.5
最小絞り・焦点距離8mm時:f/22・焦点距離15mm時:f/29
AF対応AF駆動可
寸法約77.5mm(最大径)×83.0mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)
質量約485g

【Canon】EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM

このレンズもNikonのFisheye NIKKOR 8-15mmと同じようにイメージセンサーがフルサイズのカメラで全周魚眼と対角線魚眼で撮影することができ、APS-Cで対角線魚眼を楽しむことができる魚眼レンズです。

非球面レンズを採用しており細部まで繊細に表現することができます。また、防塵・防滴にも対応しているため様々な状況で撮影を楽しむことができます。

オートフォーカスに対応しているだけでなくフルタイムマニュアルにも対応しているためより自由度の高いピント合わせを素早く行うことができます。

焦点距離8mm-15mm
画角(水平・垂直・対角線)180°0’〜142°0’・180°0’〜91°46’・180°0’〜175°30′
最短撮影距離0.15m
最大撮影倍率0.17倍(8mm時)・0.34倍(15mm時)
絞り羽根枚数7枚
最小絞りF22
最大径×長さφ78.5mm×83.0mm
質量約540g

まとめ

魚眼レンズは広角レンズの中でも特長的な写真が撮れる特殊なレンズです。

今まで撮っていた写真とは全く違うおもしろい写真を撮ることができます。

広角レンズに挑戦したいと思っている方も魚眼レンズも候補に入れてみてはいかがでしょうか。
さらに写真撮影が楽しくなります!

カメラ・レンズ・アクセサリの基本

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