フォトモンタージュとは?6つの作例とつくり方!コラージュを楽しく安全に楽しもう

月と雪山と巨像カメラ
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皆さんはフォトモンタージュという言葉を聞いたことがありますか?あまり聞きなれない言葉だと思いますが実はとっても身近にあるものなんです。

普段撮る写真だけでは絶対に撮れない不可思議ですが幻想的なものから、本物の写真なの?というもの、思わず本物と思って勘違いしてしまうようなものまで様々な写真があります。

それではフォトモンタージュがどういったものなのか紹介していきたいと思います。

フォトモタージュとは?

フォトモンタージュは複数の画像を組み合わせて(合成させて)つくった画像のことです。

一般的には写真や絵画などを使った作品に対して使うので文字を追加した画像に対してはあまり使いません。

同じような意味のコラージュという言葉の方がよく使わているのでモンタージュという言葉は馴染みがない方も多いと思います。

歴史は非常に古く絵画のコラージュは、かの有名な画家「ピカソ」などが始めたともされているようです。

コラージュとの違いは?

日本ではアイドルコラージュ(アイコラ)など言葉が使われることもあるので、モンタージュよりもコラージュという言葉が浸透していると思います。

フォトモンタージュとコラージュの言葉の定義が明確ではないため、ほとんど同じものとして使われています。

あまり意識的に使い分ける必要はないのでどちらの言葉を使っても問題はありません。

明確ではありませんが様々な意見や画像を見た限りでは以下のような違いがあります。

コラージュ

写真や絵、印刷された文字などを切り貼り(合成)したもの。意味の幅が非常に広く、様々な文字を切り貼りして文をつくったようなものでもコラージュと呼ばれます。

フォトモンタージュ

主に写真や絵画などを切り貼り(合成)してつくられたもの。芸術などの作品などに使われることが多く、コラージュと比べて意味が限定的のような印象を受けます。

フォトモタージュ/コラージュの作り方

フォトモンタージュやコラージュの基本的なつくり方を2つ紹介していきます。

ツールによってはさらに様々な細かい調整ができますが、今回はシンプルで簡単な合成の基本のキを紹介します。

比較明合成(コンポジット)を活用する

コンポジットのイメージ

比較名合成(コンポジット)は複数の写真を合成する方法の一つで、1ピクセルずつ比較して明るい方に上書きします。

複数の花火やカミナリなどを比較名合成することで、1枚の写真にたくさん写り込むので実際よりも幻想的な世界を演出することができます。

星の軌跡を写したすてきな写真を見たことがある人も多いと思いますが、その写真も比較名合成を使って数百枚〜数千枚の写真を合成した写真なんです。

比較名合成をするのは非常に簡単で細かい設定をしなくても簡単に1枚の写真にまとめることができるので、初めての方やPC操作に不安を感じる人も安心です。

それぞれの写真を微調整することで、さらに理想の仕上がりに近づけることができるので色々と挑戦して見ましょう。

比較名合成についてはこちらで詳しく紹介しています。

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編集ツールで合成する

合成ツールのイメージ

編集ツールは有名なもので「Photoshop」などがあります。

Photoshopは有料ですが、切り貼りができるだけでなく、ありとあらゆる加工を行うことができるのでやりたいことはほとんどできる超優れたツールです。

比較名合成はもちろんのこと、画像の切り抜きや貼り付け、1枚1枚を細かく思い通りに編集することもできます。

使いこなすのはスキルが必要ですが、それでも持っていて損はないツールになっています。

画像を切り取る

ペンギンの切り抜き画像

最もシンプルな合成の方法は、画像の一部を切り取って合成するのが一番簡単です。

自然な仕上がりにするための切り取るときのポイントを2つ紹介していきます。

①背景色が似ている部分を切り取る
こうすることで合成したときも輪郭を目立たなくさせることが出来るのでより自然な仕上がりにまとめることができます。

②アンチエイリアスを使う
アンチエイリアスは切り取った画像の輪郭を半透明にさせてギザギザを目立たなくし、貼り付けたときに浮いてしまわないようする処理です。

画像を合成する

砂漠のペンギン

あとは切り取った画像を貼り付けるだけですが、画像を合成するときに次のポイントを意識すると自然になります。

①明るさ
合成元と合成する画像の明るさが揃っていないと非常に違和感のある写真になってしまいます。

②影
影がなかったり変なでき方がしていると、違和感を覚えるとっても不自然ないかにも合成したような写真になってしまいます。

できるだけ影のでき方を合成元の写真に合わせられるように画像を選んだり、加工するようにしましょう。

③大きさ(遠近感)
近いものは大きく、遠いものは小さくするようにしましょう。背景と合成したもののサイズ感を意識することで違和感を少なくすることができます。

あえて、スケール感を思いっきり変えることでおもしろさを引き出すこともできます。

フォトモンタージュ/コラージュの注意

様々な写真が出回っていてSNSでの拡散力も非常に強くなっているのでコラージュやフォントモタージュを後悔するときには注意が必要です。

危険生物を使った写真

ライオン

過去にも何回かニュースになっていますが、「動物園からライオンが逃げた!」という内容とともに合成写真をツイッターで投稿した20代の方がいました。

1万7000を超える反応があり、動物園への問い合わせが相次いだことで営業妨害として逮捕されるという事件がありました。

周囲を不安にさせたりパニックを起こしてしまうようなことは絶対にしないようにしましょう。

肖像権などを侵害しないように

裁判のイメージ写真

合成写真に限ることではありませんが、本人の許可なく誰だかハッキリわかるような写真を公開するのは辞めましょう。

悪意のある合成写真は「肖像権の侵害」だけでなく、「名誉毀損」で訴えられる可能性もあり、損害賠償などの刑事罰の対象にもなる可能性があるので絶対にやめましょう。

おもしろおかしくやっていてもやられている人は傷ついているかもしれません。今の時代、一度ネットに出てしまえば完全に取り消すことができませんので悪ふざけでもしないようにしましょう。

使う画像の著作権に注意

使うのが許可されている写真や自分だけで楽しむだけならまだ大丈夫ですが、他の人に著作権がある画像を勝手に使うことは辞めましょう。

トラブルの原因になる可能性もあり、最悪訴えられてしj舞う可能性もあります。

フォトモンタージュの作例

今回紹介した「比較名合成(コンポジット)」と「切り貼り合成」それぞれ3つの作品を参考に紹介していきます。

どんな写真ができるのかイメージを膨らませてみましょう。

比較名合成3つのの作例

海と女性

海と女性

海の写真と花を持った女性の写真を組み合わせた写真です。

全体的に明るくてコントラストが小さくなっているのでどこか懐かしい雰囲気が出ています。

観覧車とコスモス

観覧車とコスモス

夕方のコスモスと観覧車を組み合わせた写真です。どちらも逆光で撮っているので自然な雰囲気に仕上がっています。

秋の夕暮れと変える時間を思い起こさせる逆光の観覧車からどこかノスタルジックな印象を受けますね。

猫と林と月

猫と月と林

比較名合成は2枚以上組み合わせても成立します。

満月とネコと夜の林を組み合わせることで猫のクールさを強調されています。月の位置なども非常に重要なポイントですね。

合成ソフトを使った3つの作例

上下反転の都会

都会

合成ソフトを使うことで上下を反転させた写真と合成して独特な雰囲気を出すことができます。

空なのか地面なのかわからなくなってしまうような不可思議な芸術的な写真にもできます。

月と天の川とシルエット

月と天の川とシルエット

明るさも高さも全然違う写真を組み合わせることで現実では絶対に撮れないような素敵な写真になります。

天の川は非常に暗いので満月と一緒に写すことは全然できませんが、写真を組み合わせることで一緒に表現することができます。

小さい世界と電球の中の世界

小さい世界と電球の中の世界

様々な写真を加工して組み合わせることでCGを思わせるような写真もつくることができます。

1枚1枚の写真をキレイに違和感なく組み合わせる必要があるので非常に大変ですが時間とスキルを使って実現可能です。

まとめ

普段は絶対に見られなかったり撮れない写真も合成技術を使うことで誰でも簡単におもしろいかったり素敵な写真を楽しむことができます。

比較名合成などは一眼レフなどカメラだけで楽しむこともできますが、アプリやPCソフトを使った方が圧倒的に簡単です。

自由自在に色々なことができる有名ソフト「Photoshop」は様々なサイトでも紹介されているのでおすすめです。

様々な作品をみて自分だけのオリジナルな素敵なフォトモンタージュ/コラージュをつくってみましょう。

わ悪ふざけでも迷惑をかけたり法律違反になってしまうようなものをつくらないように注意しましょう。

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