飛行機にカメラは持ち込める?カメラや三脚を持ち込むときの注意点まとめ

飛行機の窓から覗いた景色カメラ
この記事は約4分で読めます。

国内旅行でも海外旅行でも飛行機に乗って旅行する機会は少なくないですよね。そんな旅先での思い出をきれいな写真に収めるときにはやっぱり一眼レフやミラーレスを使いたいです。

色々と制限の厳しい飛行機に一眼レフやミラーレスなどのデジタルカメラを持ち込んでいいのか、何か制限や注意点があるか気になる方も多いと思います。

そこで、今回は飛行機にカメラを持ち込むときの注意点などを紹介していきます。

機内持ち込みは大丈夫?

カメラやレンズの機内への持ち込みは全く問題なく許可されています。ただし、基本的に持ち込めるカメラの台数は1台とされている場合が多いです。

預け荷物は取扱いが雑になることが多く精密機械のカメラを安心して預けることができません。

また、気温の変化も激しく結露などの影響で故障の原因にもなる可能性があるので手荷物として持ち込むようにしましょう。

機内での撮影は大丈夫?

機内での撮影も制限されることはありません。

ただし、カメラについているWifiやBluetoothなどの通信機能はOFFにする必要があるので使用しないようにしましょう。

他の乗客の迷惑にならないようにフラッシュを使用しなかったりシャッター音などマナーを守って撮影するようにしましょう。

飛行機から見ることができる普段とは違った絶景を一眼レフで残すことができます。

持ち込むときの注意点

空港の案内板を見ている女性

カメラやレンズ、三脚などを機内に持ち込むことは問題ありませんが、一部制限がある場合があるので注意点を確認していきましょう。

予備バッテリーは預け荷物禁止

カメラやパソコンなどの電源に使われているリチウムイオン電池はほぼすべての航空会社で預け荷物に入れることが禁止されています。

そのため、基本的には予備バッテリーは機内に持ち込む必要があります。

一例としてJALの制限事項を表にまとめました。

使っているバッテリーのワット時定格量(Wh)を確認しましょう。
※ワット時定格量(Wh)=定格定量(Ah)×定格電圧(V)
種類
ワット時定格量(Wh)
機内持ち込み
預け荷物
本体に内蔵されている電池
160Wh以下
160Wh超
×
×
予備電池
100Wh以下
×
100Wh超~160Wh以下
○(2個まで)
×
160Wh超
×
×

リチウムイオン電池は、高い電圧を得られ、寿命も長く繰り返し使えるというメリットがありますが、破損や不具合が起きた場合、発熱や発火するリスクがあります。

近年スマートフォンが発火、爆発したというニュースが世界各国で報道されてますよね。

預け荷物の中で発火してしまった場合、早期発見が難しく重大事故になってしまうこともあるため、必ず手荷物として機内に持ち込むようにしましょう。

フィルムカメラのX線検査に注意

フィルムカメラを使用している方はX線検査時に注意が必要です。

フィルムカメラに使用するフィルムはX線検査やCTスキャンなどに使われるX線の影響で以下の現象が現れる可能性があります。

  • うねった波が現れる
  • フィルムに波状の帯が現れる
  • 全体に色味がついてしまう
ただし、現在使われている手荷物検査装置はフィルムに影響を与えないものも増えてきています。

手荷物検査装置を通すときはフィルムを通しても問題ないか確認するようにしましょう。

もし、フィルムを通せないものだった場合は事情を説明して「目視検査」をお願いするようにしましょう。

目視検査であればX線の影響も受けることなく機内に持ち込むことができます。

せっかく撮った写真や撮る前から台無しにならないように十分注意しましょう。

三脚のサイズによっては預け荷物に入れよう

三脚の持ち込みは航空会社によって変わりますが、幅、奥行き、高さの3辺の合計が100cmまたは、115cm以下などと制限されています。

小型の三脚であれば機内に持ち込むことができますが、超望遠レンズなどに使う大型の三脚は機内に持ち込むことができないので預け荷物として預けるようにしましょう。

大型の三脚を持ち込む場合は海外の航空会社や格安航空会社のサイズ制限をしっかり確認するようにしましょう。

機内での保管場所

機内の収納棚

機内に持ち込んだ荷物は座席の上にある収納棚に入れるか足元に置く必要があります。

座席の上の収納棚は他の乗客の荷物と一緒に入れるため棚を開けたり、荷物を取り出すタイミングで落ちてしまったり故障の原因になる可能性もあります。

また、盗難などの危険性もあるためできる限り足元に置いておくようにしましょう。

飛行機は特に離着陸時に大きな揺れや振動が起きるのでカメラバッグなど緩衝剤が入っているバッグに入れて傷つけないように保管しましょう。

まとめ

飛行機へのカメラの持ち込みや撮影は許可されています。ただし、予備バッテリーや三脚など、一部は制限があるので自分の持っている機材と航空会社の規定をしっかり確認するようにしましょう。

飛行機から見る景色は普段の撮影では絶対に撮れない魅力的な景色が広がっています。

窓際の席を取ることができたら旅行先での撮影だけでなく飛行機からの写真撮影も是非挑戦してみてください!

コメント