工場夜景は普段は見ることができない幻想的な雰囲気を楽しむことができます。
天候や季節に大きく影響を受けないのでいつでも楽しむことができます
今回は工場夜景の撮り方をご紹介します。
撮影場所
工場夜景の撮影スポットは日本各地にあるコンビナートや工業地帯がおすすめです。
特に24時間稼働していて広い敷地に数多くの工場があり、夜でも明るく幻想的な写真を撮りやすいコンビナートがおすすめです。
日本には上の地図の赤字7地域、9箇所に15ものコンビナートがあります。
山の上からコンビナートが一望できる場所もあるので基本的には車での移動が良いでしょう。
撮影時期
工場はほぼ1年中稼働しているため工場夜景も季節に関係なく撮影できます。
あえておすすめの時期を挙げるなら「冬」がおススメです。
おススメの理由
- 早い時間から暗くなる
- 人が少ない
- 関東などでは天気のいい日が多い
冬は寒いためしっかりと防寒着を着込む必要がありますがゆっくりと撮影を楽しめます。
撮影ポイント
工場夜景の撮るときのポイントを紹介していきます。
絞りを絞ってパンフォーカスで撮る
工場夜景は撮影が夜になるのでシャッタースピードを確保するため絞りを開放して撮影したくなるところですが、絞りを開放すると被写界深度が浅くなりボケやすくなってしまいます。
工場夜景は一部を強調するというよりは工場全体を見せるイメージになりますので被写体がボケないよう絞りを絞って撮影しましょう。
ただし、絞りを開放すると近くに写る被写体がぼやけて目立たなくなるのでフェンスの近くから撮る場合などは絞りを意識してみましょう。
ISO感度を下げて画質を上げる
夜間の撮影ではISO感度を上げてしまうことが多いと思います。
しかし、ISO感度を上げてしまうと画質が劣化してしまい、特に夜間では劣化が目立ってしまいます。
ISO感度は100程度にして大きく上げないようにしましょう。
三脚レリーズを使う
絞りを絞ってISO感度を下げるため明るさはシャッタースピードを遅くして調整する必要があります。
手ブレやシャッターブレなどを起こさないように三脚とレリーズは必ず使いましょう。
固定して撮影する場合は手ブレ補正機能の誤動作を防ぐためOFFにして撮影しましょう。
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ホワイトバランスに気を付ける
工場周辺の外灯の色によって写真の印象は大きく変わります。
場合によっては全体が赤くなりすぎてしまったりすることもあるため、ホワイトバランスを調整して撮影してみましょう。
赤くなった場合には「AUTO」や「蛍光灯」「白熱電球」を選択することで印象を変えることができます。
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無駄を削って撮る
工場全体を写したいと言っても真っ暗な海や空の割合が多いとどうしても工場のスケール感や独特な雰囲気を伝えきれなくなってしまいます。
望遠レンズを使ったり近くから撮ったりと工場の写したい場所を絞って撮影することで、これを見せたい!という気持ちが伝わる写真になります。
まとめ
工場夜景は一年中楽しめる被写体のひとつです。
街中の夜景とはまた違った楽しさのある工場夜景を是非写真に収めてみてはいかがでしょうか。
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