レリーズで撮れる素敵な写真13選!レリーズの種類とオススメを紹介!

三脚とレリーズが取り付けられた広角レンズの写真レンズ・アクセサリ
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三脚と同じくカメラを買ったら買いたいアクセサリーの1つリモコン/レリーズについて紹介していきます。

手ブレを抑える以外にも撮影の幅を広げることができる必携アイテムです!

どんな撮影ができるようになるかも紹介してるので早速見ていきましょう。

リモコン/レリーズの種類

リモコンやレリーズを同じ意味で使う方もいますが厳密には少し違います。

どのような種類があるかもしっかり確認しておきましょう。

リモコンとは?

テレビの前でリモコンを持っている写真

リモコンと聞くとTVのリモコンをイメージする人も多いと思いますが、まさにそのリモコンと同じです。

リモコンは離れた場所からワイヤレスでカメラのシャッターを押すことができるもので、自撮りや記念撮影などを手軽に撮ることができるようになります。

主に「赤外線式」と「電波式」の2種類があります。

赤外線式

大体5m~10m程度まで使えますが電池が必要になります。また、半押しでピントなどを合わせる機能がないためピントは撮影前に設定しておく必要があります。

最近のカメラには受信機がついているものも多く、ついていれば送信機だけ持っていればすぐに使えます。

押してからすぐにシャッターを切るのか、数秒後に切るのかをリモコンに付いてるスイッチ一つで操作できるものもあります。比較的安価で入手しやすいメリットがあります。

電波式

カメラに受信機を取り付けてリモコンと同じようにワイヤレスで離れた場所からシャッターを切ることができます。

リモコンよりも遠距離でシャッターを押すことができ、最大で数十メートル~数百メートルの距離でもシャッターを押すことができます。

リモコン同様、電池が必要となります。半押しや全押しの固定はできるものとできないものがありますのでしっかり確認しましょう。

比較的高価になりますが、複数のカメラで同時に撮影したりタイマー機能を持っているような高機能な機種もあります。

レリーズとは?

テーブルの上に乗ったカメラとレリーズの写真

レリーズ(リモートレリーズ)は、カメラにケーブルで繋げてケーブルの先についたボタンでシャッターを切ることができます。

リモコンと違い有線になり、シャッターボタン半押しもすることができます。

長時間撮影には必要になりますので必ず1台は持っておきたいアイテムの1つです。

数十センチ〜数メートルほどの長さのケーブルをカメラと繋げてシャッターを切るものです。

電池は不要で半押しでピントを合わせたり、シャッターを押した状態で固定できたりします(Balb撮影などの長時間露出撮影に使います)。比較的安価に購入できます。

タイマーレリーズとは?

テーブルの上に置かれたタイマーレリーズの写真

タイマーレリーズは、レリーズの機能に加えてシャッターを押す時間、間隔、回数を自由に設定することができるレリーズです。

星空を長時間撮影した写真を簡単につくったり、iPhoneなどスマホのカメラにも機能が搭載されたタイムラプス(インターバル撮影、微低速撮影)を撮影するときに役に立ちます。

タイマー機能を使うときには電池が必要になりますが、通常のレリーズとして使うときには電池は必要ありません。

レリーズを使うとどんな撮影ができるの?

リモコン/レリーズを使うと「手ブレを抑えられる」「遠くから撮影できる」の2つの効果があります。

具体的にどのような場面で使えるか見てみましょう。

長時間露出

シャッタースピードが1/30秒を超えるような長時間露出の場合手ブレが起きてしまいうまく撮影することができません。

三脚で固定してたとしてもシャッターを押すときにカメラが動いてしまいます。レリーズを使うことで、この手ブレを抑えることができます。

星空

海辺で撮られた天の川とうっすら浮かぶ夕焼けの写真

星空の撮影には長時間露出が必要不可欠です。天の川を撮るときはF値の小さい明るいレンズでも数十秒~数分で撮影を行うことがあります。

星の軌道を描くような写真にするためには数分〜数十分以上の撮影を繰り返すこともあるのでタイマーレリーズが非常に便利です。

花火

10個以上の花火が収められた写真

花火の撮影の場合はリモコンではなく撮影時間を自由に変更できるようにレリーズを使うのがオススメです。

花火の数や種類によってシャッタースピードを数秒単位で変えて適切な明るさに変えて撮影するとキレイに撮影できます。

水の流れ

長時間露出で撮影された段差のある川の写真

滝や川の流れを撮るときにはシャッタースピードを遅くする必要があります。

レリーズやリモコンを使って手ブレを抑えることでキレイに撮影することができます。

光跡

田舎の道路で長時間露出撮影で車の光跡が残っている写真

シャッタースピードを遅くすることで、光の跡を残した幻想的な写真にすることができます。

ただし、光源が動いてないとこの写真ような光跡にすることはできません。

高倍率撮影

標準レンズの撮影ではブレないシャッタースピードでも望遠レンズを使った撮影ではブレてしまうことがあります。

焦点距離が300mmや400mm以上の撮影ではレリーズがある方が手ブレを抑えられるのでよりキレイに撮影できます。

野鳥や動物

望遠レンズで撮影された枝の上にとまった色鮮やかな鳥の写真
野鳥の撮影は基本的に望遠レンズを使うのでレリーズを使うことでブレなく撮影することができます。

月や火星などの天体

超望遠レンズで撮影された月の写真
月の撮影でも超望遠レンズを使うことで月面までくっきりと写すことができます。

特にシャッタスピードが確保できない新月に近い三日月などのときには、レリーズやリモコンで手ブレをしっかり抑えましょう。

圧縮効果

望遠レンズで撮られた機関車の写真

望遠レンズの特性の1つである圧縮効果は望遠であればあるほど現れる現象で、撮影者から離れているほど本来は長いものが短く見える現象です。この圧縮効果を楽しみたいときにも活用できます。

シャッタースピードが確保できる場合には必須ではありませんが撮りたい構図で固定できるメリットが出てきます。

マクロ撮影

青い花の上に乗った1粒の水滴をマクロレンズで撮影した写真

マクロ撮影は望遠の撮影ではありませんが、小さいものを大きく写すため少し動いただけでも大きなブレとなってしまいます。

マクロレンズを使った撮影でもレリーズ、リモコンを使ったほうがキレイに撮ることができます。

遠隔操作

あらかじめカメラを設置しておけば、カメラから離れた場所でも自分の好きなタイミングで撮影できるようになります。

自撮りや記念写真

夕焼けに照らされた浜辺で二人がジャンプしているシルエット写真

リモコンを使えば離れた場所から自由にシャッターを押せるので友人や家族との旅行でもみんなで写ることが簡単にできます。

シャッタースピードを速くしてジャンプした瞬間を撮るのも楽しいです。

自然な撮影

若い男性と女性と犬がソファに座って談笑している写真
モデルの撮影などでもカメラを意識させないためにリモコンを使うことがあります。

カメラを向けられると少なからず緊張が走ってしまい自然な表情ではなくなってしまうことがあります。カメラを意識していない自然体を撮影したいときにも活用することができます。

危険生物

横になっているトラの写真

カメラに近づいて撮影が行えないときに使えます。蛇などはカメラのレンズを動物の目だと思って飛びついて来たりしますので注意が必要です。

普段の撮影ではこのような機会はあまりないと思いますが。

タイマー機能

タイマー機能は写真1枚で楽しむというよりは連続で撮影した写真をつなげて楽しみたいときに使います。

比較明合成(コンポジット)

比較明合成で星の光が帯となっている写真

本来は数時間以上の長時間露出を使うことで星の軌跡を写真に収めることができますが、タイマー機能を使うことで初心者の方でも簡単に撮影することができるようになります。

タイムラプス

一定の間隔で撮った写真をつなげて動画にしたものをタイムラプスと言います。

雲の流れや植物の成長、昆虫の羽化などの動きを表現することができます。

おすすめのリモコン/レリーズ

用途や撮影する状況によって使うものは変わってくると思うのでそれぞれのオススメを紹介していきます。

タイマーレリーズでは通常のレリーズとしても使えるので、タイマーレリーズと通常のレリーズをそれぞれ持っておく必要はありません。

メーカーが同じでも機種によって互換性がない場合も多いので対応している機種をしっかりと確認しましょう。

リモコン

リモコンは価格も高くないので純正がおすすめです。

サードパーティの安いものはしっかり反応しなかったり意図せず反応してしまったりすることがあるのであまりおすすめできません。

【Nikon】ML-L3

対応機種は公式サイトをご確認ください。

【Nikon公式サイト】ML-L7詳細ページ

【Canon】RC-6

対象機種は公式サイトをご確認ください。

【Canon公式サイト】RC-6詳細ページ

レリーズ

通常のレリーズもリモコン同様に純正品がおすすめです。
サードパーティの安いものではシャッターボタンの押し具合が悪く少し触っただけで反応したり、しっかり押しても反応しなかったりすることもよくあります。

【Canon】RS-60E3

対応機種は公式サイトをご確認ください。

【Canon公式サイト】RS-60E3詳細ページ

【OLYMPUS】RM-CB2

対応機種は公式サイトをご確認ください。

【OLYMPUS公式サイト】RM-CB2詳細ページ

タイマーレリーズ

タイマーレリーズはもやはり純正品がおすすめですが、リモコンや通常のレリーズと比べて比較的値段も高いのでサードパーティのおすすめのものを紹介します。

サードパーティはやはり心配という方は純正品を選びましょう。画面や操作性はやはり純正の方がわかりやすくサポートもしっかりしています。

ロワジャパン

サードパーティの製品でありながら数多くの実績と品質の高さから評価が高いタイマーレリーズです。値段もお手頃でこれがあればまず間違いないレリーズです。

ボタンを押してからシャッターを押すまでの時間、露出時間、シャッターを切る間隔、繰り返す回数を自由に設定することができます。操作も簡単で様々な場面で活躍します。

電池の持ちも良く1年程度使っていても電池切れになりません(保管状況、使い方、使用頻度などによります)。

各メーカーの各機種に対応しているため安心です。

※上の検索ボタンを押せば各メーカーが出てきます。

【Nikon】MC-36A

対応機種は公式サイトをご確認ください。

【Nikon公式サイト】MC-36A詳細ページ

【Canon】TC-80N3

対応機種は公式サイトをご確認ください。

【Canon公式サイト】TC-80N3詳細ページ

まとめ

様々な撮影に使うことができるので1つ持っていても絶対に後悔しません。

レンズなどと比べて値段的にはあまり高くないのでカバンに忍ばせておきましょう。

今まで難しいと思っていた被写体の撮影にも三脚やレリーズを使って挑戦してみませんか?

カメラ・レンズ・アクセサリの基本

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