三脚と同じくカメラを買ったら買いたいアクセサリーの1つリモコン/レリーズについて紹介していきます。
手ブレを抑える以外にも撮影の幅を広げることができる必携アイテムです!
リモコン/レリーズの種類
リモコンやレリーズを同じ意味で使う方もいますが厳密には少し違います。
リモコンとは?

リモコンと聞くとTVのリモコンをイメージする人も多いと思いますが、まさにそのリモコンと同じです。
主に「赤外線式」と「電波式」の2種類があります。
赤外線式
大体5m~10m程度まで使えますが電池が必要になります。また、半押しでピントなどを合わせる機能がないためピントは撮影前に設定しておく必要があります。
最近のカメラには受信機がついているものも多く、ついていれば送信機だけ持っていればすぐに使えます。
電波式
カメラに受信機を取り付けてリモコンと同じようにワイヤレスで離れた場所からシャッターを切ることができます。
リモコン同様、電池が必要となります。半押しや全押しの固定はできるものとできないものがありますのでしっかり確認しましょう。
レリーズとは?

レリーズ(リモートレリーズ)は、カメラにケーブルで繋げてケーブルの先についたボタンでシャッターを切ることができます。
長時間撮影には必要になりますので必ず1台は持っておきたいアイテムの1つです。
電池は不要で半押しでピントを合わせたり、シャッターを押した状態で固定できたりします(Balb撮影などの長時間露出撮影に使います)。比較的安価に購入できます。
タイマーレリーズとは?

タイマーレリーズは、レリーズの機能に加えてシャッターを押す時間、間隔、回数を自由に設定することができるレリーズです。
星空を長時間撮影した写真を簡単につくったり、iPhoneなどスマホのカメラにも機能が搭載されたタイムラプス(インターバル撮影、微低速撮影)を撮影するときに役に立ちます。
レリーズを使うとどんな撮影ができるの?
リモコン/レリーズを使うと「手ブレを抑えられる」と「遠くから撮影できる」の2つの効果があります。
長時間露出
シャッタースピードが1/30秒を超えるような長時間露出の場合手ブレが起きてしまいうまく撮影することができません。
星空

星空の撮影には長時間露出が必要不可欠です。天の川を撮るときはF値の小さい明るいレンズでも数十秒~数分で撮影を行うことがあります。
花火

花火の撮影の場合はリモコンではなく撮影時間を自由に変更できるようにレリーズを使うのがオススメです。
水の流れ

滝や川の流れを撮るときにはシャッタースピードを遅くする必要があります。
光跡

シャッタースピードを遅くすることで、光の跡を残した幻想的な写真にすることができます。
高倍率撮影
標準レンズの撮影ではブレないシャッタースピードでも望遠レンズを使った撮影ではブレてしまうことがあります。
野鳥や動物

月や火星などの天体

特にシャッタスピードが確保できない新月に近い三日月などのときには、レリーズやリモコンで手ブレをしっかり抑えましょう。
圧縮効果

望遠レンズの特性の1つである圧縮効果は望遠であればあるほど現れる現象で、撮影者から離れているほど本来は長いものが短く見える現象です。この圧縮効果を楽しみたいときにも活用できます。
マクロ撮影

マクロ撮影は望遠の撮影ではありませんが、小さいものを大きく写すため少し動いただけでも大きなブレとなってしまいます。
遠隔操作
あらかじめカメラを設置しておけば、カメラから離れた場所でも自分の好きなタイミングで撮影できるようになります。
自撮りや記念写真

リモコンを使えば離れた場所から自由にシャッターを押せるので友人や家族との旅行でもみんなで写ることが簡単にできます。
自然な撮影

カメラを向けられると少なからず緊張が走ってしまい自然な表情ではなくなってしまうことがあります。カメラを意識していない自然体を撮影したいときにも活用することができます。
危険生物

カメラに近づいて撮影が行えないときに使えます。蛇などはカメラのレンズを動物の目だと思って飛びついて来たりしますので注意が必要です。
タイマー機能
比較明合成(コンポジット)

本来は数時間以上の長時間露出を使うことで星の軌跡を写真に収めることができますが、タイマー機能を使うことで初心者の方でも簡単に撮影することができるようになります。
タイムラプス
一定の間隔で撮った写真をつなげて動画にしたものをタイムラプスと言います。
おすすめのリモコン/レリーズ
用途や撮影する状況によって使うものは変わってくると思うのでそれぞれのオススメを紹介していきます。
タイマーレリーズでは通常のレリーズとしても使えるので、タイマーレリーズと通常のレリーズをそれぞれ持っておく必要はありません。
リモコン
リモコンは価格も高くないので純正がおすすめです。
【Nikon】ML-L3
対応機種は公式サイトをご確認ください。
【Canon】RC-6
レリーズ
【Canon】RS-60E3
対応機種は公式サイトをご確認ください。
【OLYMPUS】RM-CB2
対応機種は公式サイトをご確認ください。
タイマーレリーズ
タイマーレリーズはもやはり純正品がおすすめですが、リモコンや通常のレリーズと比べて比較的値段も高いのでサードパーティのおすすめのものを紹介します。
ロワジャパン
ボタンを押してからシャッターを押すまでの時間、露出時間、シャッターを切る間隔、繰り返す回数を自由に設定することができます。操作も簡単で様々な場面で活躍します。
電池の持ちも良く1年程度使っていても電池切れになりません(保管状況、使い方、使用頻度などによります)。
各メーカーの各機種に対応しているため安心です。
※上の検索ボタンを押せば各メーカーが出てきます。
【Nikon】MC-36A
対応機種は公式サイトをご確認ください。
【Canon】TC-80N3
対応機種は公式サイトをご確認ください。
まとめ
レンズなどと比べて値段的にはあまり高くないのでカバンに忍ばせておきましょう。

カメラ・レンズ・アクセサリの基本










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