おすすめの広角レンズを紹介!広角レンズの種類とユニークな効果とは?

180°撮れる魚眼レンズ レンズ・アクセサリ
無限に広がる海、壮大なお花畑、山の上から見るご来光などなど色んな場所に絶景は隠れてますよね。

広い範囲を写すためにスマホでパノラマ写真を撮ることもよくあると思います。

どこか出かけたりするとスマホの撮影や標準レンズでは写真に収まりきらずにもったいないと思うことも良くあると思います。

広大な景色を写すのはもちろん!室内などでも広く見せることができるのが広角レンズです。

今回は広角レンズの特殊な効果とオススメのレンズを紹介していきます。

広角レンズとは?

広角レンズは焦点距離が標準的なレンズよりも短く、より広い範囲を撮影できるレンズです。

焦点距離に明確な範囲はありませんが、35mm換算でおよそ35mm以下の焦点距離のものをいう場合は多いです。

広角レンズのように焦点距離が短いレンズでは独特のゆがみや効果が現れます。

独特な効果を活用することで、単純に広い範囲を写すだけでなくユニークな写真を撮ったりすることができるのでカメラの面白さをより引き出してくれるレンズです。

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広角レンズの種類

広角レンズも数は多くないですがいくつかに分類分けされています。

どのようなレンズがあるか知っておくと選ぶ時にもイメージしやすくなると思います。

広角単焦点レンズ

広角単焦点レンズは焦点距離が固定されている広角レンズのことです。

単焦点レンズの主な特長に明るいレンズが多いという特長があるので、室内や日没後など暗くなってしまう状況や星空やオーロラの撮影でもシャッタースピードを確保することができます。

また、広角レンズでもボケを楽しみたいという場合にはF値の小さい明るいレンズを使う必要があります。
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広角ズームレンズ

広角ズームレンズは焦点距離を変えることができる広角レンズです。

画角を簡単に変えられるので自分で動いたりレンズを交換することなく写し方を変えることができます。

単焦点レンズよりは比較的F値が大きくなることが多いのでよりパンフォーカスになりやすくなります。

変えられる焦点距離の幅が広く焦点距離50mm程度までカバーしているレンズは標準ズームレンズに分類されることもあるので調べるときは注意が必要です。

焦点距離や特長による分類

焦点距離などによっても分類分けされています。

普段はあまり使わない呼び方もあるのであまり重要ではないかもしれません。

超広角レンズ

超広角レンズは、焦点距離が35mm換算で24mm程度よりも短いレンズのことをよく言います。画角にして84°くらいになります。

広角レンズ特有の歪みが表れやすくなるのでレンズの構造も工夫が必要になります。

人間の視野は120°程度と言われていますがしっかり見ている範囲は50°くらいなので超広角レンズは普通に見ているよりもかなり広い範囲が見れる不思議な写真になります。

魚眼レンズ(フィッシュアイレンズ)

魚眼レンズは超広角レンズよりもさらに広い範囲を写せるレンズです。

超広角レンズでは広角レンズ独特の歪みを抑えるように作るのに対して、魚眼レンズはあえて歪みを取り入れています。

そのため、まっすぐに立っている木も曲がってるような写真になります。

魚眼レンズという名前を聞くと魚の目が魚眼レンズのようになっていると思いますよね。実は魚の目が魚眼レンズのようになっているのではなく水面下から見る空の景色が円形になることから名付けられています。

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広角レンズの効果

広角レンズで撮ると顕著に表れる特長がいくつかあるので確認していきましょう。

独特の効果からユニークな写真も撮ることができるので普段は撮れない写真を楽しむことができます。

被写界深度が深くパンフォーカスになりやすい

湖と青空と山の美しい景色

広角レンズは焦点距離が短いため被写界深度がとても深くなるので手前のものから奥のものまでピントが合うパンフォーカスな写真になりやすいです。

パンフォーカスになるので風景写真やスナップ写真との相性が良いです。

逆に言えば、広角レンズではボケを活かした写真はあまり撮ることができないので注意しましょう。

ボケとパンフォーカスの関係はこちらで詳しく紹介しています。

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パースペクティブ効果

被写体の大きさを変えずに画角を変えて撮った写真の比較

パースペクティブ効果は撮影者から離れているものが実際の距離よりも遠くに見える現象です。

パースペクティブ(perspective)とは英語で「遠近法」を意味しています。

広角レンズでは広い範囲を写すことことができる分、広角であるほど遠くにあるものは小さくなってしまいます。

遠近法があるため人間の脳は小さいものを遠くに、大きいものを近くに感じてしまいます。

上の写真のように手前にある被写体の大きさが同じくらいでも後ろにある船がより遠くに見えると思います。

デフォルメ効果

広角レンズで撮った猫のデフォルメ効果

デフォルメ効果は広角レンズで顔に近づいて撮影するとパースペクティブ効果の影響で顔が歪んで特徴的な見た目になる現象です。

パースペクティブ効果は近くにあるものほど大きく、遠くにあるものほど小さく写るので、被写体に近づいて撮ることで顔のパーツごとにゆがみが起きます。

上の写真はデフォルメ効果で鼻が大きく、目と目が離れたように写ります。

周辺光量落ち

周辺光量落ちが起きている山と湖の写真

周辺光量落ちは写真の四隅や端が暗くなる現象です。標準レンズでも多いですが特に広角レンズで起こりやすい現象です。

周辺光量落ちは「絞りの解放」「コサイン4乗則」の2つがあります。

絞りを開放することで斜めから入ってくる光がレンズの縁で遮られることで中心に近づくほどたくさんの光を受け取ることになり、端との明るさに差ができてしまいます。

絞りを絞ることで軽減できますが、どの程度絞れば軽減できるかはレンズによって変わります。

コサイン4乗則は、斜めから入る光は中心から入ってくる光と比べて暗くなる現象です。斜め45°から入ってくる光は中心の光の1/4まで減ってしまいます。

直接的な対策すはないため(絞りを絞ることで結果的によくなります)、写真の編集等で補正する必要があります。

歪曲収差

湾曲が起きている花の写真

歪曲収差とは、写真の中心がふくらんだり、ギュッと詰まったりしているように見える歪みです。

超広角レンズなどの画角が広いレンズの場合、この歪曲収差が起きやすくなります。

魚眼レンズは超広角レンズの一種ですが、この歪曲収差を利用したレンズです。

手ブレしにくくなる

手ブレしてしまうシャッタースピードは35mm換算の焦点距離分の1秒と言われています。つまり、焦点距離300mmなら1/300、20mmなら1/20でも手ブレしにくくなります。

広角レンズは焦点距離が短いのでシャッタースピードが遅くても手ブレがあまり起きないので比較的暗い場所でも安心して撮影することができます。

広角レンズを使いたい

広角レンズを使いたくなるような被写体や場面を紹介していきます。

登山や旅行が趣味の人は広角レンズを使いたい場面も多いと思います。

風景を撮る

超広角レンズで撮った夕焼けと空

広い範囲を写せるようになるので、海や空、山から見た景色などのパノラマ撮影を使いたいような場面で効果を発揮します。

他にもひまわり畑のような花畑やススキが一面に広がっているような場所、庭園や広い公園など様々な場所での撮影を楽しむことができます。

空を見上げるように撮るというテクニックがあります。

空を多く取り入れることによってパースペクティブ効果と合わさって印象的な写真にすることができます。

部屋などの狭い場所で撮る

教会内を広角レンズで撮った写真

狭い屋内では標準レンズでは全体を写すことが難しくなりますが、広角レンズなら狭い部屋でも全体を写すことができます。

また、教会や聖堂のような高さのある建物でも広角レンズなら全体を写すことができます。

広角レンズで撮ると実際には狭いところも広く見えてしまうため物件の写真ではなるべく錯覚させるような印象の写真にならないように工夫していることが多です。

高層ビルなどの大きいものを撮る

広角レンズで撮った都会のビル

広角レンズでは、近いほど大きく、遠いほど小さく写る特長があります。例えば写真のように高い建物を撮ると、より高くダイナミックに撮ることができます。

また、電車など長いものを撮ると先頭を強調し、車体がとても長いように写すことができます。

このパースペクティブ効果をうまく使うことで放射線構図や三角構図も簡単に楽しむことができるので撮影の幅がさらに広がります。

オススメの広角レンズ

おすすめの広角レンズを3つ紹介していきます。

レンズのマウントや対応しているイメージセンサーサイズをしっかり確認しましょう。

仕様の詳細を知りたい方はこちらから

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コスパの良い広角ズームレンズ

焦点距離を変更することができる広角ズームレンズは初めての方でも様々な撮影の幅を広げることができる持っていて損のない1本です。

その中でもコスパの良いものを紹介していきます。

【SIGMA】10-20mm F3.5 EX DC HSM

APS-Cに対応している広角ズームレンズで価格も抑えつつ、どの焦点距離でもF値3.5と星空の撮影も十分楽しめる明るさを確保しています。

重さも520gとコンパクトにまとまっているので持ち運びにも困ることはありません。登山や旅行など様々な場面でも活躍すること間違いなしです。

SIGMAならではのレンズコーティングでフレアやゴーストを抑えて、クリアでぬけの良い高画質な写真を撮ることができます。

最短撮影距離も24cmと近くから遠くまで様々な撮り方を楽しむことができる非常にコスパの良いおすすめのレンズです。

対応マウントも5種類用意されておりどのメーカーのカメラでも楽しむことができます。

焦点距離10-20mm
絞り羽根枚数7枚
最小絞りF22
最短撮影距離24cm
最大撮影倍率1:6.6
フィルターサイズ⌀82mm
最大径×長さ⌀87.3mm×88.2mm
質量520g

【TAMRON】SP15-30F2.8 DI VC USD G2

タムロン製の35mmフルサイズに対応した非常に性能の良い広角ズームレンズです。

焦点距離15-30mmと超広角から広角まで幅広く画角を変えることができ、F値も常に2.8と明るく暗い場所でも撮影が楽しめます。

さらに強力な手ブレ補正機能もついているためシャッタースピードを確保することができるため様々な場面で手持ち撮影で対応することができます。

シャッタースピードを1秒程度にしてもきれいに写せるため光跡を楽しむことも簡単です。

レンズコーティングによるフレアやゴーストの軽減はもちろんのこと、スムーズで確実なAFモータを備えているのでストレスなく思い通りにピントを合わせることができます。

フルサイズ対応の大口径レンズとなるため重さは1kgを超えてしまいますが本格的な撮影を十分に楽しむことができるコスパの非常に良いレンズです。

最短撮影距離0.28m (ズーム全域)
最大撮影倍率1:5 (f=30mm時)
フィルター径装着不可(キヤノン用はリアフィルター可)
最大径Φ98.4mm
長さ145mm (キヤノン用)142.5mm (ニコン用)
質量1,110g (キヤノン用)1,100g (ニコン用)
絞り羽根9枚 (円形絞り)
最小絞りF/22
手ブレ補正効果4.5段 (TELE) (CIPA 規格準拠)

本格的に撮りたい明るい広角単焦点レンズ

単焦点レンズは明るいレンズが多いと紹介しましたが、星空撮影などを本格的に撮りたい方におすすめのレンズを紹介してます。

【SIGMA】14mm F1.8 DG HSM

35mmフルサイズのハイエンドモデルのカメラに対応していながらF値1.8を実現している恐るべき超広角単焦点レンズです。

広角レンズでありながらボケを楽しむことができますし、星空の撮影でもシャッタースピードを確保することができるため天の川を壮大に写すこともできます。

F2.8やF3.5といった広角レンズとはまったく違うレンズに仕上がっています。

超広角レンズ特有の歪み(ディストーション)を徹底的になくした仕上がりになっており非常に良質な1枚に仕上げます。

コーティングはもちろん、大口径の非球面レンズ採用により色収差など画質を低下させるノイズを最小限に抑えており、コントラストの高い非常に良質な写真に仕上げることができます。

本格的に撮りたい人におすすめの超広角単焦点レンズです。

焦点距離14mm
絞り羽根枚数9枚 (円形絞り)
最小絞りF16
最短撮影距離27cm
最大撮影倍率1:9.8
最大径 × 長さφ95.4㎜ × 126㎜
質量1,120g

まとめ

広角レンズは焦点距離が短く広い範囲を写せるレンズです。

焦点距離が短いことで起きる様々な効果を使って撮影することで他のレンズでは撮れないユニークな写真を表現することもできます。

広い風景を撮るのはもちろん特性を活かした様々な写真を撮ってみてください!

カメラ・レンズ・アクセサリの基本

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