雪を撮るにはフラッシュが効果的!雪のある景色の印象的な撮り方

雪の撮り方のアイキャッチ 撮り方
この記事は約5分で読めます。

日本では沖縄や静岡の平野部など一部を除いて全国各地で毎年積雪が観測されるので、小さい頃に雪だるまをつくった人も多いと思います。

今回は雪を印象的にキレイに撮る方法をご紹介します。

雪の中での撮影は非常に寒いので防寒着やホッカイロなどで寒さ対策をしっかりして臨みましょう。

雪をキレイに撮るためのポイント

雪が降っている日は薄暗くそのまま撮っても降っている雪が目立たず印象的に撮れません。

冬ならではの素敵な写真を撮るためのポイントをご紹介していきます。

降っている雪にはフラッシュ(ストロボ)を使おう

屋外で撮られた外付けフラッシュを取り付けたデジタルカメラと交換用レンズの写真

降っている雪をキレイに撮るときの最大のポイントは、フラッシュ(ストロボ)を使用することです。

フラッシュを使うことでカメラの近くにある雪がフラッシュの光を受けて写真にしっかりと映り込むようになります。

スマホなどの光の強さではフラッシュの光が届く距離が短いのでうまく写すことができませんが、一眼レフやミラーレスについているフラッシュならしっかりと写すことができます。

それでも光の量が足りないときは外付けのストロボを使いましょう。

被写体との距離に気を付けよう

フラッシュの有効範囲は数m程度ですがメインの被写体がフラッシュの範囲に入ってしまうと不自然に光ってしまうことがあります。

一眼レフやミラーレスに内蔵されているフラッシュではF値4.0、ISO感度が100のときで1.5~3mくらい光が届きます。

フラッシュの有効範囲などは以下の記事で紹介しています。気をつけて撮ってみましょう。

フラッシュの強さと届く距離は?フラッシュの使い方と注意点を紹介
カメラを始めたばかりのときは暗い場所では積極的にフラッシュを使って撮影している人も多いと思います。 逆にカメラに慣れてくると標準のフラッシュはほとんど使わなくなってくるかもしれません。 フラッシュの使い方は簡単かと思う方も多いかもしれません...

絞りを開放してボケを表現しよう

帽子とマフラーを付けた雪だるまの後ろに降る大雪

絞りを開放させて雪をボケさせることで降っている雪をよりキレイに表現することができるようになります。

また、ボケの効果で雪の中に立つメインの被写体もより引き立たせることができます。

雪が街灯や太陽、フラッシュなどの光を受けていないと雪があまり写り込まないのでフラッシュを使ったり、街灯などの光源の光を受けている場所を意識してボケさせるようにしましょう。

シャッタースピードに気をつけよう

森林の中で撮られた降雪をキレイに写した写真

シャッタースピードを遅くし過ぎてしまうと雪が線となって雨のようになってしまいます。

降雪量や雪の落下速度などにもよりますが、目安としては1/400程度よりも速くすれば問題なく撮影することができます。
逆に1/100よりも速くなってくると雪が線になってくるので注意しましょう。

焦点距離に気を付けよう

望遠レンズで降雪をキレイに撮った写真

レンズによる写りこむ雪の量と大きさをまとめてみました。

レンズの種類 雪の大きさ 雪の写る量
広角レンズ 小さい 多い
標準レンズ 普通 普通
望遠レンズ 大きい 少ない

広角レンズではたくさんの雪を写すことが出来ますが1つ1つが小さくなってしまい目立ちにくくなります。

焦点距離の長い望遠レンズでは雪が大きくなり過ぎてしまうことがあるので場合によってはバランスが悪くなってしまいます。また、フラッシュの光も届きにくくなるので光源の近くを撮るなどの工夫が必要になります。

バランス的には標準〜中望遠くらいが程良く写すことができます。

ホワイトバランスで印象を変えよう

木の枝についたたくさんのつららをホワイトバランスを変えてクールに撮った写真

ホワイトバランスを「曇天」や「蛍光灯」にすることで写真全体に色味が付いて印象を大きく変えることができます。

「曇天」「晴天日陰」んど赤味を加えると温かみやノスタルジックな印象になり、「蛍光灯」「白熱電球」など青みを加えるとクールで冷ややかな冬の寒さを表現できる色合いになります。

雪は白く写るのでホワイトバランスの影響が大きいのでいろいろと試しながら撮ってみましょう。

明るさに気をつけよう

太陽の光を全面に受ける大地に積もった雪と自然

晴れの日に降り積もった雪を撮るときには露出補正で明るめに撮影してみましょう。

白い雪に光が反射してまぶしい景色になりますがカメラでは適切な明るさになるように撮影しようとするため、そのままでは目で見た景色よりも暗く写ってしまいます。

露出補正をプラスにして明るく撮ることで目で見た景色を表現することができます。
また、絞りを開放してボケを出すことによってキラキラと輝く雪を表現することができます。

シーンに合わせて銀世界をキレイに写そう

雪が積もっている銀世界でシーンに合った撮影に挑戦してみましょう。

雪の結晶をマクロレンズで撮ってみよう

マクロレンズで撮られたきれいな形をした大きな雪の結晶

雪の結晶がきれいな形をしていることはご存じの方も多いと思います。

この雪の結晶は寒ければ寒いほど大きくなるので非常に寒い地域では数cmといった大きさになることもあるようです。

ただ、日本ではそこまで大きくなることはあまり多くないのですが大きい雪が降ったときにはマクロレンズなどで大きく写して美しさを表現してみましょう。

ちなみに、雪の結晶の形は温度や湿度などの様々な条件で変わるので何回撮っても楽しめる被写体でもあります。

ウィンタースポーツはシャッタースピードを上げよう

スノーボードでターンをして雪を巻き上げている人の写真

スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツではシャッタースピードを上げて手振れ、被写体ブレを防ぎましょう。

ターンのときに舞い上がる雪と一緒にキレイに撮影することができます。

撮影時には事故やトラブルとならないよう十分気を付けましょう。

広角レンズで銀世界を広く写そう

天気がよく青空広がる雪山で撮られた登山している人の写真

雪であたり一面が真っ白になっている景色は感動しますよね。

広角レンズであれば全体を写すことができるのでさらに銀世界であることを印象付けることができます。

雪山登山でも広大な景色が広がるのでその感動を伝えることができます。

まとめ

降っている雪を撮るときはフラッシュ(ストロボ)を使うことできれいに写すことができます。

雪は白く色や明るさの影響を受けやすいのでホワイトバランスや明るさをしっかりと調整しましょう。
雪は冬という季節を強力に印象付けることができます。是非今年の冬の思い出を撮ってみましょう!

コメント