日本では沖縄や静岡の平野部など一部を除いて全国各地で毎年積雪が観測されるので、小さい頃に雪だるまをつくった人も多いと思います。
今回は雪を印象的にキレイに撮る方法をご紹介します。
雪をキレイに撮るためのポイント
雪が降っている日は薄暗くそのまま撮っても降っている雪が目立たず印象的に撮れません。
降っている雪にはフラッシュ(ストロボ)を使おう
降っている雪をキレイに撮るときの最大のポイントは、フラッシュ(ストロボ)を使用することです。
スマホなどの光の強さではフラッシュの光が届く距離が短いのでうまく写すことができませんが、一眼レフやミラーレスについているフラッシュならしっかりと写すことができます。
被写体との距離に気を付けよう
フラッシュの有効範囲は数m程度ですがメインの被写体がフラッシュの範囲に入ってしまうと不自然に光ってしまうことがあります。
フラッシュの有効範囲などは以下の記事で紹介しています。気をつけて撮ってみましょう。
絞りを開放してボケを表現しよう
絞りを開放させて雪をボケさせることで降っている雪をよりキレイに表現することができるようになります。
雪が街灯や太陽、フラッシュなどの光を受けていないと雪があまり写り込まないのでフラッシュを使ったり、街灯などの光源の光を受けている場所を意識してボケさせるようにしましょう。
シャッタースピードに気をつけよう
シャッタースピードを遅くし過ぎてしまうと雪が線となって雨のようになってしまいます。
焦点距離に気を付けよう
レンズによる写りこむ雪の量と大きさをまとめてみました。
レンズの種類 | 雪の大きさ | 雪の写る量 |
広角レンズ | 小さい | 多い |
標準レンズ | 普通 | 普通 |
望遠レンズ | 大きい | 少ない |
広角レンズではたくさんの雪を写すことが出来ますが1つ1つが小さくなってしまい目立ちにくくなります。
焦点距離の長い望遠レンズでは雪が大きくなり過ぎてしまうことがあるので場合によってはバランスが悪くなってしまいます。また、フラッシュの光も届きにくくなるので光源の近くを撮るなどの工夫が必要になります。
ホワイトバランスで印象を変えよう
ホワイトバランスを「曇天」や「蛍光灯」にすることで写真全体に色味が付いて印象を大きく変えることができます。
「曇天」「晴天日陰」んど赤味を加えると温かみやノスタルジックな印象になり、「蛍光灯」「白熱電球」など青みを加えるとクールで冷ややかな冬の寒さを表現できる色合いになります。
明るさに気をつけよう
晴れの日に降り積もった雪を撮るときには露出補正で明るめに撮影してみましょう。
白い雪に光が反射してまぶしい景色になりますがカメラでは適切な明るさになるように撮影しようとするため、そのままでは目で見た景色よりも暗く写ってしまいます。
シーンに合わせて銀世界をキレイに写そう
雪が積もっている銀世界でシーンに合った撮影に挑戦してみましょう。
雪の結晶をマクロレンズで撮ってみよう
雪の結晶がきれいな形をしていることはご存じの方も多いと思います。
ただ、日本ではそこまで大きくなることはあまり多くないのですが大きい雪が降ったときにはマクロレンズなどで大きく写して美しさを表現してみましょう。
ウィンタースポーツはシャッタースピードを上げよう
スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツではシャッタースピードを上げて手振れ、被写体ブレを防ぎましょう。
ターンのときに舞い上がる雪と一緒にキレイに撮影することができます。
広角レンズで銀世界を広く写そう
雪であたり一面が真っ白になっている景色は感動しますよね。
広角レンズであれば全体を写すことができるのでさらに銀世界であることを印象付けることができます。
まとめ
降っている雪を撮るときはフラッシュ(ストロボ)を使うことできれいに写すことができます。
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