ポートレートの撮り方と構図の効果とは?良くある失敗と対策を紹介!

夕方に逆光で撮った金髪の女性 撮り方
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いつでもどこでも家族や友人、恋人、モデルなど人を撮る機会はたくさんありますよね。

ただ、普通に撮ってもパッとしない写真になったり、最近はスマホの性能も良くなっているのでスマホと撮ったのとあまり変わらなかったりします。

そこで、今回はポートレート撮影のポイントと失敗例をご紹介していきます。一眼レフやミラーレスだからこそ撮れる写真はやっぱりすごいです。

ポイントをしっかりおさえて素敵な写真をとりましょう!

ポートレートとは?

ポートレートは主に人物に焦点を当てた写真のことを言います。

記念写真や証明写真、スタジオでプロに撮ってもらった写真などなど、撮った場所や撮った人に関係なく人物をメインに撮っている写真はポートレートと呼びます。

当ブログ「カメラポケット 」でも人物撮影や人物写真のことをポートレートと言っています。

Portrait[名]は英語で肖像画や肖像写真という意味があります。

ポートレートの撮影ポイント

ポートレートは普段何気なく撮ることが多いと思いますがポイントを意識することでぐっと良くなると思います。

明るめに撮ろう

ニットで口元を隠している女性
ポートレートでは明るめに撮るようにしましょう。

明るめに撮ることでソフトで表情の明るい写真に仕上がります。また、肌もキレイに見せることができます。

特に女性を撮るときはソフトで明るい写真にすることを心がけましょう。

露出補正で明るく

オートなどの設定でそのまま撮ってしまうと若干暗めな写真になってしまいます。

そんな時は露出補正を+に設定して明るく撮るようにしましょう。
明るくさせすぎてしまうと白とびしたり、不自然な写真になってしまうので、1/3段もしくは1/2段ずつ明るさを上げて確認するようにしましょう。
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逆光でソフトな明るさに

草原をかける風船を持った女の子

順光だと太陽がまぶしくしかめっ面になってしまったり光が強すぎてギラギラとした印象の写真になってしまいます。

太陽を背にした逆光で撮影することでふんわりとした優しい印象の写真に仕上がります。人物が暗くなってしまうときは露出補正をさらに上げてちょうど良い明るさになるようにしましょう。

フレアやゴーストなどのノイズを取り入れることで順光とは違ったソフトで暖かな明るさになります。
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ストロボを使おう

フラッシュを使って撮った夜景ポートレート

暗い場所での撮影はシャッタースピードが長くなってしまいぶれやすくなってしまいます。そこでストロボを使って撮影することでシャッタースピードを確保しつつ明るく写すことができます。

ただし、ストロボの光をそのまま当ててしまうと順光で撮った写真と同じようにギラギラした写真になってしまいます。

そうならないようにストロボ用ディフューザーやストッキングなどで光をソフトにしましょう。ストロボの向きを上向き、下向き反対向きなどに変えて光をバウンスさせるのも有効です。
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レフ板を活用しよう

コントラストが強かったり、顔に影ができてしまうような場合にはレフ板を使うことで影をなくしてキレイに撮影することができます。

モデルの撮影でないときにレフ板を使うのはなかなかハードルが高いかもしれませんが通常の撮影では取れないような明るさのバランスで撮ることができます。
撮り方を工夫することで美容系の広告で使われる女優のような肌の質感を再現できるようになります。
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アイキャッチで表情を明るく

アイキャッチが入った目の写真

アイキャッチは瞳の中に光が写りこむことで文字通り目を惹かせる撮影方法です。アイキャッチがあることで表情が明るくイキイキした印象になります。

レフ板を使ったりフラッシュの光を弱めてアイキャッチを入れることができます。ストロボにはアイキャッチ用のパネルが付いている機種も多いので積極的に活用しましょう。

あえて暗く撮ってクールに見せる

クールな髭の生えた男性

逆に暗めに撮ることでコントラストを強調させてクールで落ち着いた印象を演出するのもGOODです。

硬く冷たいイメージになるので明るい写真とは全く違う印象になります。モノクロ写真との相性も良いので、普段とは違った世界観を楽しむことができます。

被写体を目立たせよう

白人金髪美女のポートレート

メインとなる人物をさらに際立たせるための方法をいくつかご紹介します。

背景をボケさせる

背景がボケることで被写体が浮かび上がりより目立たせることができます。

ボケさせる方法は絞りを開放する」「望遠レンズで撮る」「近くから撮る」の3つがあります。

ポートレートではマクロレンズのように近過ぎる撮影はできないので、絞りを開放するか望遠レンズで撮る場合が多いです。

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絞りを開放した撮影には注意点があります。

注意①明るい日中で白飛びしてしまう

日中の撮影では明るすぎて白飛びしてしまうことがあります。シャッタスピードを速くして対応できればもちろん良いですがあまり速くできない機種もあります。
そんな時にはND(減光)フィルターを使うと明るい日中でもボケをしっかり表現できます。
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注意②ピントが甘くなる

被写界深度が浅くなりすぎてピントが微妙に合ってない写真になってしまうことがあります。あまりにも浅い場合は若干絞って被写界深度を深くしてメインの被写体をくっきり写しましょう。

浅くても大丈夫という方は目の位置でピントを合わせると見栄えが良くなります。斜めや横から撮るときは手前の目にピントを合わせるようにしましょう。

望遠レンズで画角を狭くする

広角レンズは画角が広いため被写体以外の様々な情報が写ります。それに対して望遠レンズは画角が狭くなるためメインの被写体以外の情報が写りにくくなるため被写体をより目立たせることができます。

望遠レンズはボケやすくもなるためポートレート撮影に向いたレンズにと言えます。ただ、構図が限られたり撮影するための場所の確保が難しくなるので注意しましょう。

近すぎると撮影できないのでレンズの最短撮影距離をしっかり確認しましょう。
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構図を工夫しよう

原っぱに座っている麦わら帽子をかぶった女性

ポートレートの構図は対角線構図や3分割構図などの基本構図以外にも被写体をどこまで写すかを意識して撮りましょう。

写す範囲を変えることで大きく印象を変えることができます。

基本構図

まずはポートレート撮影の基本構図を確認していきましょう!

構図
写す部分
効果
全身ショット
頭からつま先まで
・コーディネートやスタイルを見せられる
・周りの景色全体が写るので状況が伝えられる
ニーショット
膝から頭
・上半身の動きとファッションを見せられる
・周りの情報も写るので観光地などの大きいメイン被写体と一緒にバランス良く撮れる
ウエストショット
腰から頭
・表情とコーディネート、風景をバランスよく写せる
・撮り方によってはボケをだすことができ、座っている人を表現するのにも最適
バストアップショット
胸から頭
・より表情をメインに撮影できる
・ボケをよりキレイに表現できる
・顔の近くにあるものと一緒に表現できる
クローズアップショット
顔をアップで
・被写体の表情や肌の質感など最大限強調することができる
・他の情報が入ってこないので不安感が出る可能性がある

クローズアップやバストアップは手ブレやボケによりピントがうまく合わないことがあるので設定に注意しましょう。

全身ショット

サーフボードを持った夕方の浜辺を歩く女性

全身ショットは縦向きで撮っても、横向きで撮っても周りの風景がたくさん写り込むので全体の情景と一緒に伝えられる写真になります。横向きの場合は特に人が小さくなるので景色を強調できます。

全身のコーディネートを伝えることもできるので特別な日、特別な格好をしているときに1枚は納めたい構図です。

ニーショット

壁にもたれた本を読んでる男性

ひざから上を写すニーショットは1人ではなく複数人を同時に写したり観光スポットで人物と風景や建物を一緒に写すときに便利です。

ウエストショット

イスに座ってスマホをいじっている女性

ウエストショットは腰から上を写す撮り方で上半身を主に見せることができるので、表情を見せつつ周りの風景も一緒に伝えることができます。

目線の位置を中心線よりも上に来るように撮影することでバランスよく写すことができます。

バストアップショット

手にもった雪を吹いている女性

胸から上を写すバストアップショットは、表情を細かく伝えることができるので結婚式などのイベントでもよく使われる撮り方です。

正面からだけでなく後ろや横、斜めから撮影してもまた違った表情をとらえることができます。

クローズアップショット

モノクロの老人の顔写真

クローズアップショットは顔にグッと近づいて撮影する方法です。表情だけでなく肌の質感や顔のシワなどをきめ細かく表現することができます。

さらにワンポイント

基本構図以外のポイントも紹介していきます。

目線の先を広くする

撮る人の目線が横や斜めに向かっているときには、その向いている方向の空間を広めにとってあげることで写真全体のバランスがよくなります。

逆に向いている方向が狭くなってしまうと詰まっているような余裕のない写真になってしまいます。

撮るときの目線の高さを変えてみる

遠近法の通り近くにあるものは大きくなって遠くにあるものは小さく写ります。

階段などで下から見上げるように撮ると足や体と比べて顔が小さくなり、高い場所から見下ろすように撮ると表情が強調された印象になります。

水平を崩すと動きができる

親子で手をつないで歩いている写真

被写体を撮影するときに水平を崩して撮ると動きのある写真になります。

散歩など体を動かしている人を撮影するときには有効な方法です。ただし、水平が崩れると安心感がなくなって不安感のある写真になってしまう難しい撮影方法です。

モノクロで撮るのもおもしろい

大きいぬいぐるみを持った女の子のモノクロ写真

モノクロで撮影してもポートレートの面白さが広がります。

モノクロの世界はノスタルジックな印象を与えながら想像を掻き立てる芸術作品のような雰囲気も出すことができます。
モノクロ写真の魅力についてはこちらで紹介しています。
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よくある失敗例と対策

ポートレート撮影でなんだかうまく撮れないと思っている方はよくある失敗例と対策をまとめたので参考にしてみてください。

構図の失敗例

上で紹介したニーショットやバストアップショットや、対角線構図などの基本構図ばかり考えているとついつい見落としてしまう失敗を紹介していきます。

特に初心者の方は注意してみてください。

首切り構図を避け

首から上だけの構図や、被写体の後ろにある橋などが首元を通る構図を首切り構図と言います。不吉な名前の通り良くない構図とされています。

首だけになってしまいそうなときはオデコも切ってあげたりバストアップショットに変更すると良いです。背景となる直線にも気を配りましょう。

串刺し構図を避ける

被写体の後ろに木など縦に伸びるものがあるときに頭の上から出るような構図を串刺し構図と言います。

ちょっとお茶目な写真になってしまうため、これも首切り構図と同様に良くない構図とされています。

メザシ構図を避ける

首切り構図と同じような考え方になりますが、横や斜めから撮影したときに「目」の位置を横切ってしまう構図をメザシ構図と言います。

目に何か刺さっているのでは!?とギョッとしてしまうような写真になってしまうため、これも首切り、串刺し構図と同様に良くない構図とされています。

コントラストが強い

腕を組んでいる男の子
直射日光やフラッシュの光が直接あたってしまうような場所では顔の影が強く出てしまいギラギラ敷いた写真になってしまいます。

対策①レフ板やフラッシュで影を減らす。

影になってしまう場所に光を当ててあげることで影をなくします。フラッシュを使う場合は当てる光を強くしすぎないよう注意しましょう。

対策②ピクチャースタイル/コントロールを「ポートレート」「ニュートラル」などに変更する。

「風景」「ビビッド」などはコントラストが大きくなる設定です。コントラストが小さくなる「ポートレート」などに変更しましょう。

対策③逆光で撮る

逆光にすることで全体が影になるためコントラストのムラをなくすことができます。

フラッシュの光が強すぎる

ストロボに近すぎてフラッシュの光が強くあたってしまうと影が強く出てしまったりと非常に不自然な写真になってしまいます。

対策①フラッシュから離す

フラッシュから離れることで光が弱くなり最適な明るさになります。離れると写る範囲が変わるので注意しましょう。

対策②フラッシュの光をバウンスさせる

壁や天井、レフ板などにフラッシュの光を反射させることで光をソフトにして自然に写すことができます。

対策③フラッシュの光を弱くする

外付けのストロボの機種によっては調光機能がついているものもあります。調光機能を使うことで位置を変えずに最適な明るさにすることができます。

ピントがしっかり合っていない

ボケを表現するために絞りを開放してF値を小さくすると被写界深度が浅くなってしまいピントが甘くなることがあります。

焦点距離や顔の角度にもよりますがF1.4などでは顔の一部にしかピントが合わなくなること多いです。また、前後に人が並んでいるときはF4.0程度では前か後ろにしかピントが合わなくなることが多いです。

対策①絞りを絞ってF値を大きくする

絞りを大きくすることで被写界深度が深くなりピントが合いやすくなります。

背景のボケを表現したいときは焦点距離を変えて撮影してみましょう。被写体との距離によってもボケ具合が変わります。

対策②広角レンズを使う

絞りは同じでも広角レンズを使うと被写界深度が深くなりピントが合いやすくなります。広角レンズは様々な情報が入ってくるので風景とともに写すときなどに有効です。

手ブレしてしまっている

薄暗い中や室内でシャッタースピードが遅くなり手ブレしてしまうことが多いです。せっかくの写真も手ブレしてしまっては台無しです。

対策①手ぶれ補正を有効にする

手ぶれ補正を使うことによって2〜3段、オリンパスの機種やレンズによっては5、6段分シャッタースピードを落とせるものもあります。

3段となると1/60から1/8でも大丈夫になり、6段となると1秒でも大丈夫になることになります。

対策②ISO感度を上げる

ISO感度を上げることで画質は落ちますがシャッタースピードを速くすることができます。

ISO感度を100から200にするとシャッタースピードを2倍速くでき、100から400にすると4倍速くすることができます。

対策③三脚などを使ってカメラを固定する

三脚などでカメラを固定することで手ブレを抑えることができます。ただし、被写体が動いてしまうと被写体ブレを起こしてしまうのであまり長い時間の撮影は向いていません。

対策④フラッシュを使う

フラッシュを使うことで被写体が明るくなりシャッタースピードを上げることができます。フラッシュに近すぎると不自然な写り方になるので注意しましょう。

まとめ

ポートレートは非常に難しく正解という正解がなかなか見つけにくい撮影です。

よく使われる構図にとらわれず自由に撮影してみることで思わぬ発見があるかもしれません!

ぜひいろいろな撮影に挑戦してみてください。

撮影テクニックの基本

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