レフ板の種類と使い方は?ポートレートや料理の撮影にも大活躍!

スタジオに各種レフ板が設置されている写真 レンズ・アクセサリ

レフ板を使った撮影をしたことはありますか?モデルの撮影などを経験している人はあるかもしれませんが、恐らく多くの方は使ったことがないと思います。

「影の部分が黒潰れしてしまう」「コントラストが強すぎる」といった経験をしていると思いますが、レフ板をうまく活用することで今まで編集で見せていた表現を編集なしの高画質でより理想的な明るさで撮ることができるようになります。

それでは、レフ板の使い方とオススメを紹介していきます。

レフ板とは?

レフ板とは、光を反射させて被写体を明るくするために使うものです。

太陽や光源が一つの場合、光源の反対側に影ができてしまうためコントラストが強くなり不自然な写真になってしまうことがあります。レフ板を使うことでコントラストを抑えた自由度の高い撮影ができるようになります。

カメラは人間の目よりもダイナミックレンジ(キレイに写せる明るさの範囲)が狭いのでコントラストが大きいと目で見るより暗すぎたり明るすぎたり感じる写真になってしまいます。
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レフ板を使って影になる部分だけを明るくすることができ、周りの景色などの明るさを変えずにメインの被写体をキレイに写せるようになります。

ちなみに、レフ板写真の撮影だけでなくテレビや映画の撮影にも使われます。レフは一眼レフのレフと同じで反射するという意味のreflexからきています。

レフ板の種類

レフ板には色や形、材質など様々な種類のものがあります。

種類が変わると印象が変わるので使う場所や場面に応じて使うレフ板を変えるとより印象的な写真に仕上げることができます。

レフ板の色

銀色のレフ板

レフ板の色が変わると照らされる光の色も変わるので印象も大きく変わります。ホワイトバランスの記事でも紹介しましたが、人が見て受ける印象は色の違いによって大きくかわります。

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どのような色があり、それぞれどのような場面で使うかどのような違いがあるのか確認していきましょう。

白は一番基本的な色で自然で柔らかい光を反射させます。色の変化もほとんどないので一番スタンダードなレフ板の色です。

太陽光などの強い光でも白のレフ板を使えば強すぎず弱すぎずバランスの良い明るさにすることができます。初めてレフ板を使ってみたいという方には白のレフ板がオススメです。

銀色のレフ板は白よりも強く反射します。太陽光などの強い光に対して使ってしまうと反射光が強すぎて不自然な仕上がりになってしまいます。

曇りやあまり明るくない室内照明などで光が弱い時に使うと全体的に明るさの整った写真になります。レフ板の片側は白で、もう片側が銀色になっているものも良くあります。

ゴールド

金色のレフ板は銀色と同じように強い光を反射します。反射した光は黄色っぽくなるので色温度が下がり夕焼けのような温かみのある光になります。

夕焼けなどで撮影すると自然でよりキレイに写すことができます。

自然の中での撮影で周辺に鮮やかな緑色の草木がある場合、被写体が青っぽくなってしまう色かぶりという現象が起きてしまうことがあります。そのようなときに金色を使うことで自然な色合いにするテクニックもあります。

黒のレフ板は光の反射が少ないため明るい場所と暗い場所を残しつつカメラのダイナミックレンジに収めたいときに使います。影を残しつつ黒つぶれしないようにクールな印象の写真にすることができます。

ガラスなどに光が反射してしっかりと写せないときには黒いレフ板で影をつくってあげることで光の反射を抑えてしっかりと写すことができます。

半透明

色ではありませんが半透明のレフ板は、光を反射させて使うのではなく光源を遮るようにして光を抑えて使います。

影がそもそもできないようにすることで全体のコントラストを小さくしてふんわりとした雰囲気を演出することができます。

室内で直射日光が差し込んでいるような場所はコントラストが強すぎてあまりうまく撮影できないことがよくあります。そんな時には半透明のレフ板を使ってみましょう。

レフ板の材質

金色のサテン生地の布

レフ板に使われる材質は布やカポックと呼ばれる発泡スチロールのようなものなどがあります。

シーツのような柔らかい布が多いですが、生地によってテカテカしているものやアルミホイルのようにギラギラしているものなど様々なものがあります。

同じ白でも材質によって光の反射率が変わるのでしっかり確認しましょう。材質だけでなく上の項目に書いたように色によっても光の反射具合が変わるので合わせてみましょう。

レフ板の形

写す被写体に合わせてレフ板の形を変えることでムラなく全体を写すことができるようになります。

無駄に大きくする必要もないのでよく使う被写体に合わせた形を選びましょう。

丸型

広い範囲を全体的に明るくすることができるスタンダードな形です。基本的に光源は電球のように1点で光るので丸型で自由に調整することができます。

三角型

三角型は持ち手は三角形の頂点の1つになっていて非常に持ちやすく扱いやすい特長があります。折りたたみにも対応しているものもあり取り扱いやすさを重視した形です。

四角型

四角い形をしているレフ板のほとんどは正方形ではなく長方形になっています。ポートレートなどで顔だけでなく上半身や体全体を同時に写すときに明るさのムラを少なくすることができます。

傘型

スタジオなどででよく見る傘の形をしたものもあります。

傘のタイプは光を反射する面積が広く、被写体全体を明るくすることができるため全体の影を消しやすいという特徴があります。多くの場合は傘型だけでなく、他のレフ板も同時に使って全体的に明るくするときに使います。

レフ板の大きさ

レフ板は手のひらサイズから2m近くあるものまで様々なものがあります。被写体のサイズや光の当て方などによって使い分けてみてください。

初めて使うという方は、あまり大きいと使い勝手が悪いので小さめのサイズを使いましょう。

レフ板には折りたたむことができたり、フレームを外してコンパクトできるものもあります。小さくすることで1/4程度の大きさにできるので収納サイズもしっかり確認しましょう。

レフ板の効果

それではレフ板を使うことによる効果を紹介していきます。

ポートレート

女性の顔をアップで撮った写真

レフ板を活用する場面が最も多いのはポートレート撮影です。撮影場所に関わらず本格的に撮りたいときにはレフ板を使うことで印象を大きく変えることができます。

キャッチライト

キャッチライトとは瞳にレフ板から反射した光が写り込むことです。

瞳に明かりが映り込むことで明るく、活き活きとした表情になるのでポートレート撮影では積極的に取り入れて撮影したいテクニックです。

肌をきれいに見せる

明るく撮ることで肌をキレイに若々しく撮ることができます。シワは影ができることで目立ってしまいますが、光を当てて影をなくすことで目立たなくさせることができます。

Photoshopなどで明るくすると肌をきれいに見せることができるようにレフ板を使って影を部分的になくすことでより自然に編集のような違和感のない写真に収めることができます。

料理を撮る

いろんな具が生地にまかれている料理

料理の撮影でもレフ板を活用することでされに見栄えの良い写真にすることができます。

側光(サイド光)、逆光の影を弱める

料理を撮影するときは順光ではなく、側光や逆光で撮ると立体感のあるおいしそうな写真に仕上げることができます。しかし、撮影場所や条件によってはコントラストが強すぎて黒つぶれや白とびが発生してしまいます。

そんなときにレフ板を使うことで全体的に明るく料理全体を印象的に撮ることができるようになります。

直射日光を弱めてコントラストを抑える

室内で手作り料理を撮影するときに窓から差し込む太陽の光を使うとコントラストが強すぎて黒つぶれや白とびが出てしまいうまく撮影できないことがよくあります。

そこで、半透明のレフ板を使うことでコントラストを抑えて全体的に優しい明るさを演出することができます。このときにも側光や逆光での撮影を意識することで立体感を演出することができあます。

レフ板の使い方

レフ板を使うイメージ図

レフ板を使い方、使うときのポイントを紹介していきます。レフ板の使い方にこれが正解!というものはありませんが意識すべき点をまとめています。

レフ板を使う向き

レフ板は光源の反対側もしくは光源の斜め方向に置いて使います。光源とレフ板で被写体を挟んであげるように使うことで全体を明るくすることができます。

場合によっては、光源をレフ板に向けてレフ板に反射した光を使うこともあります。その時は、被写体ー光源ーレフ板の順番にして光源とレフ板は近づけて使います。

レフ板を使う距離

レフ板を光源から離すほど反射する光が弱くなり、近づけるほど反射光が強くなります。また、レフ板と被写体を離すほど被写体は暗くなり、近づけるほど明るくなります。

一概にこの距離が良い!とは言えませんが距離を変えることで明るさを自在に変えることができるので、思い通りの明るさになるように調整しましょう。

レフ板を使う角度

レフ板に限った話ではありませんが、暗闇で顔の下から光を当てると不気味に写るように、光を当てる角度によって被写体の印象が大きく変わります。

ポートレート撮影の際には基本的に影をなくすように顔と同じ高さで当てることできれいに写すことができます。しかし、被写体や撮影の仕方によってはあえて影を出すこともあるので自分の撮りたい画にできるようにいろいろと試してみましょう。

ハレ切り

太陽を手で隠している写真

本来のレフ板の使い方とは異なりますが、レフ板をカメラレンズの上に置き余計に光を遮ることでフレアやゴーストといったノイズを防ぐことができます。これをハレ切りと言います。

レンズフードを使うことで同じような効果を得ることができます。

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オススメのレフ板

試しにレフ板を使ってみたいという方にオススメのレフ板をいくつか紹介していきます。

【ハクバ】KRF-P12SW

非常にリーズナブルでコンパクトなレフ板です。白とシルバーの組み合わせになっており初めての方でも安心して様々な場面で活用できます。

大きさが12インチ(約30cm)で約50gと非常に軽く持ち運びも簡単です。サイズとしてはレフ板の中では小さいものになるのでポートレートには向いておらずフィギュアや料理などあまり大きくないものの撮影に向いています。

【ハクバ】KRF-P22SW

ハクバの22インチ(約56cm)モデルです。22インチもあればポートレートでのバストショットや顔をメインに写したいときにも活用することができます。もちろん、小さい被写体でも問題なく使うことができます。

コンパクトさも兼ね備えているので様々な場面で活躍するサイズです。白と銀の組み合わせ以外にも、銀と金、銀と黒など様々な組み合わせがあるので用途に応じて好みの組み合わせを選ぶことができます。

【NEEWER】5-In-1 60×90cm

海外メーカのリーズナブルな長方形のレフ板です。縦長のためポートレート撮影でも全体を照らすことができるので様々な撮影に対応することができます。

4色+半透明のものがセットになっているので様々な色で試してみたいという方にもおすすめです。3段折りたたみもできるので持ち運びやすさもしっかり確保しています。

まとめ

レフ板を使って被写体をよりキレイに写してみましょう。

レフ板の色や素材、大きさによってもできあがる写真の印象を大きく変えることができます。いつも撮っている写真の印象を変えたい、本格的にポートレートや料理を撮りたい!という方は是非お試しください!

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