夏の風物詩「セミ」を撮りに出かけよう!3つの撮影ポイントと羽化観察の注意点

明るく撮ったヒグラシの写真 撮り方

夏の風物詩、朝から夕方にかけて様々な音色を聴かせてくれるセミですが、年齢とともに夏の風物詩から、「うるさい」「暑い季節がやってきた」と思う人も多いと思います。

そんなセミも写真のメイン被写体と考えると夏らしい季節感のある魅力的な写真に収めることができます。

近付くとすぐに飛んでいってしまったり、自然に溶け込んでしまって目立たないため、撮りづらい被写体ですが、今回はそんなセミの撮影ポイントをご紹介します。

セミの基本情報

セミをと言えば夏!という印象ですが、セミが嫌いな方もいると思いますがノスタルジックな雰囲気を感じさせるなど魅力的な生き物です。

日本の夏らしさを表す魅力的な被写体で、少し難しいので撮る人もあまり多くはない分、他の人があまり撮らないような素敵な写真を残す機会になります。

今も昔も一生の思い出に残る素敵な写真を残しましょう!

セミの寿命

成虫のセミの寿命は1週間程度と聞いたことある人も多いと思いますが、最近の研究で1ヶ月程度ということがわかってきました。

成虫は飼育が難しく飼おうと思ってもすぐに死んでしまったり鳥などに食べられてしまったりするため寿命が非常に短いと思われてきていたようです。

種類にもよりますが地中に潜っている幼虫時代は3年から長くて17年にもなる昆虫の中でも長寿な生き物です。

ちなみに、昆虫の中で最も長寿なのはオーストラリアに住むナスティテルメス・シロアリというシロアリの一種でなんとその寿命は100年以上と言われています。

セミの鳴く時間

日本のセミが鳴く時間帯は種類によって大きく分かれています。

寂しさを覚える夕暮れのヒグラシの鳴き声は特に印象的でノスタルジックな雰囲気に包まれますよね。

代表的なセミの種類と鳴く時間帯を表にまとめてみました。

時間帯
主な種類
午前
クマゼミ、ミンミンゼミ
午後
アブラゼミ、ツクツクボウシ
朝夕
ヒグラシ
早朝と夕暮れ
ニイニイゼミ
気温にもよりますが実は温度の上がる日中の猛暑日や気温の下がる夜中にはあまり鳴かないんです。

撮影のポイント

青空とセミの写真

近づきすぎると鳴き止んでしまいますが鳴いているセミを見つけるのは比較的簡単だと思いますが、見つけた後のポイントを紹介します。

望遠レンズを使おう

セミは近づいてしまうと逃げたり、木の上の方にいて近づけなかったりするので基本的には望遠レンズを使いましょう。

望遠レンズを使うことで被写体がより目立つようになり構図も自由度が増します。

また、被写界深度が浅くなりやすくボケも楽しむことができるようになります。
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背景を意識しよう

アブラゼミのような茶色いセミの背景が茶色い木となってしまうと目立たなくなってしまいます。

夏らしい景色とともにセミを横から撮るなどして背景にセミが同化しないように気を付けましょう。

逆光になるとセミが暗くなってしまうので、露出補正で明るさを調整しましょう。
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被写界深度を浅くしよう

セミをより目立たせるために被写界深度を浅くしてボケを楽しんで見ましょう。

ボケを強調する方法は3つあります

①絞りを開放する
②望遠レンズを使う
③近くから撮る

ボケについては以下の記事で詳しく説明しています。

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羽化を撮ろう

セミの羽化

生命の神秘を感じることができ、夏休みの自由研究にもオススメなセミの羽化について説明していきます。

セミの羽化はいつ見ることができるの?

ほとんどのセミは夕方に地中から出てきて日没後の7時〜9時ごろから羽化を始めます。

羽化が終わるまでの時間はおおよそ2〜3時間程度で、その後は朝まで乾くのを待って旅立っていきます。

羽化する前のセミの幼虫は動きも遅く、カラスやスズメなどに襲われたりする危険性が高いです。

そのため、日中ではなく日没後の暗い時間から地上に出てきて羽化をするようですね。

どこを探せば見つけられるの?

セミは木や草につかまって羽化をします。セミの抜け殻を見てみると8割程度は150cm以下と目線よりも低い位置にあります。

その中でも特に多いのは30〜60cm程度の比較的低い位置で多く見つけることができます。

セミは地中から出てくるため木の根本に数cmほどの穴が空いていたらセミが出てきた証拠です。

穴を探すことで幼虫を見つけることができるかもしれません!

注意点は?

セミの幼虫は非常にストレスを受けやすい状態で、ストレスを与えてしまうと羽化できずに死んでしまうこともあります。

触らないようにしましょう

早く羽化してほしいからと言って木の近くに持って移動させたりしないようにしましょう。
かなりのストレスを与えてしまいます。

ライトやフラッシュに注意しましょう

強すぎる光を当てていると昼間と勘違いしてしまったりストレスを与える要因にもなります。

自由研究などで部屋で観察する場合はエアコンを切りましょう

エアコンで温度が低くなっており外よりも湿度が下がってしまっているとうまく羽化できなくなってしまいます。

扇風機を使うときもセミに直接風が当たらないように注意しましょう。

まとめ

夏の風物詩であるセミを思い出の1枚として撮ってみてはいかがでしょうか。

自由研究のように観察するときにはタイムラプス撮影に挑戦してみるのも面白いです!!

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