光芒を使って一風変わったおしゃれな写真を撮ろう!絞りと光芒の関係とは?

雪山と太陽の光芒の写真 撮り方
光源から光の線が何本も出ている写真を見たことがある人も多いと思います。

これを取り入れることによって普段目で見ることができない一風変わった写真に仕上げることができます。

今回はこの光の線の出し方とオススメの被写体を紹介していきます。

光芒とは?

ロータリーを高いところから長時間露出で撮影した写真

天使のはしごと雲海の写真

光芒は、光源から上下左右に伸びた光のすじのことです。

「天使の梯子/薄明光線」と呼ばれる雲の隙間から降り注ぐ太陽光も光芒と言うこともあります。
今回は光源から伸びる光芒の撮り方のご紹介です。

光芒と絞り羽根枚数の関係

レンズの絞りを拡大して撮った写真

光芒として現れる光の線の本数はレンズの絞り羽根枚数によって変わります。

絞り羽根枚数は、レンズの絞りが何枚の羽根から構成されているのかを表しています。上の写真では7枚の羽根から絞りができています。

光芒の線の数とレンズの絞り羽根枚数は下のような関係があります。

羽根枚数
光芒の数
4枚
4本
5枚
10本
6枚
6本
7枚
14本
8枚
8本
9枚
18本
10枚
10本
絞り羽根枚数が偶数:羽根と同じ数の光芒
絞り羽根枚数が奇数:羽根の2倍の数の光芒

羽根と羽根の隙間から光が漏れこんで光芒となるため羽根の枚数によって光芒の数も変わってきます。

光芒が8本程度と少ないと工場夜景などの光源が多い場所でもすっきりと写すことができます。しかし、最近は7枚や9枚など奇数枚のレンズが主流になってきており、8枚や10枚といった偶数枚のレンズは少なくなってきています。

光芒のある写真の撮り方

どのようにすれば光芒を綺麗に写せるかをご紹介していきます。

状況に応じて使い分けていきましょう。

絞りを絞る

絞りを変えた場合の光芒の現れ方の違い

レンズの絞りを絞って撮影することで光芒がきれいに現れてきます。絞りを開放するほど光芒はぼんやりとしてくるので自分の好みで調整することができます。

撮影する場面によっては、光芒がくっきりと写ってしまうと本当に見せたい被写体が強調されなくなってしまう場合があるので注意しましょう。

強調させたくない時には、絞りを開放したり、羽根枚数が多くて奇数のレンズを使うことで、光芒の印象を弱くすることができます。逆に強調したい場合には、羽根枚数が6枚や8枚のレンズを使用して絞りを絞るときれいに写すことができます。

スマホなどは絞りが変えられずにF値1.8など明るいレンズのため光芒を楽しむのことがほとんどできません。

絞りを絞りすぎると小絞りボケという画質の低下が起きる可能性があります。詳しくは以下の記事で紹介しています。

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夜間の撮影で絞りを絞るとシャッタースピードを遅くする必要があるので、三脚やレリーズをつかってカメラを固定して撮影しましょう。

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クロスフィルターを使う

クリスマスツリーの電飾をクロスフィルターで撮った写真

クロスフィルターはレンズの先端に取り付けるフィルターの1つでする。フィルターを変えることで光芒の数も4本や8本など自由に変えることができます。

絞りを変えても大きな影響がなく、光が弱くても鮮明に現れるのでイルミネーションなどで使うのもオススメです。

暗い場所でも絞りを絞らなくていいのでシャッタースピードも遅くなりすぎず、三脚の使えない場所でも幻想的な写真が撮りやすくなります。

編集で追加する

編集ソフトやアプリで後から光芒を追加する方法です。

クロスフィルターなどと比べて鮮明に光芒がでなかったり不自然な明るさや色になってしまう場合もあるのであまりオススメできない方法です。

光芒を取り入れてみよう

光芒を使って普通に撮るのとはまた違った印象の写真にすることができます。

どんな場面で使うといいのかいくつか参考に紹介していきます。

イルミネーション

イルミネーションの蝶々の写真

一つ一つの小さな明かりもクロスフィルターを使うことで明るくなるため目で見た感動をそのまま写真に残すことができます。

クロスフィルターに加えてソフトフィルターという全体を軽くぼかすフィルターを使うことでさらに幻想的な写真にすることができます。

工場夜景

絞りを絞って撮った工場夜景

夜景は夜景でも工場夜景等は光芒をしっかりと写しこむことで力強く印象的な写真になります。

風景写真は被写界深度の深いパンフォーカスな写真と相性もいいので、絞りを絞って長時間露出撮影するのがオススメです。

街中の夜景

高層ビルの立ち並ぶ夜の街並みの写真

オフィス街のような街並みの外灯でも光芒をくっきり出すことで光源が強調されて明るい印象に仕上げることができます。

光が少なく暗い印象になりやすい場所でも明るくて生き生きとした写真になります。

太陽

ビルのすきまから覗く光芒の出た太陽

青空と太陽でも、そのまま写すだけではメリハリのない写真になってしまいがちですが、そこで絞りを絞って光芒を出すことでまた違った印象の写真に仕上げることができます。

まとめ

夜景等の撮影では、絞りを開放してシャッタースピードを遅くしないように撮りがちですが、思い切って絞りを絞って撮影することで光芒をしっかりと写しこみ印象を大きく変えることができます。

シャッタースピードを遅くする必要があるので、基本的には三脚が必要になります。

是非皆さんも光芒を意識した撮影とレンズ選びをしてみてはいかがでしょうか!

撮影テクニックの基本

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