普段の撮影とは一風変わった印象の写真を撮ってみたい!難しい撮影に挑戦したい!と思う方にオススメの撮影方法である「流し撮り」について紹介していきます。
撮影になれれば様々な場面で活用できるテクニックです。
流し撮りとは?
動いている被写体を追いかけて撮影することで、動いていない部分が流れているようになり、動いている被写体がぶれないように写す撮影テクニックです。
普段の撮影では動いているものは被写体ブレを起こしてしまい良い写真にはなりづらくなってしまいますが、流し撮りでは逆に動かない部分がブレてしまうことでマンガで言う集中線や強調線のようなスピード感や躍動感を出すことができます。
流し撮りのポイント
流し撮りをきれいに撮るためにはオートモードやシーン撮影ではうまく撮ることができません。
明るさなどの様々な設定を駆使して初めて愉しく理論的に楽しめるはずです。
撮影モードはSモードかMモードにしよう
流し撮りをするときはシャッタースピードを変えないように設定しなければいけません。
シャッタースピードが速くなってしまい正しく測定できることになります。
シャッタースピードを変更しよう
シャッタースピードは速すぎても遅すぎてもうまく流し撮りで撮ることができません。目安としては1/30~1/125程度のシャッタースピードが良いです。
手ブレを抑えよう
そこで手ブレが抑える方法を紹介します。
手ブレ補正機能を使う
機種やメーカによっても違いますが流し撮りに対応した手ブレ補正(Nikon)や設定で変えるもの(Canon)流し撮りモード等があります。
三脚を使う
三脚を使って水平方向に回転させるように撮ることで垂直方向のブレを抑えて流し撮りの成功率を上げることができます。
スムーズに動かせるように撮影前にゆるめておきましょう。
ピントがずれてしまう場合は設定を工夫しよう
流し撮りがうまくいったとしてもピントがずれてしまっては完成度が悪くなってしまいます。ピントをずらさない設定を紹介していきます。
フォーカスモードを自動追従にしよう
絞りを絞って被写界深度を深くしよう
動きを合わせていない部分はぶれてしまうので被写界深度が変わっても問題なく写すことができるようになります。
背景に気を付けよう
流し撮りは背景がブレることで躍動感を出すことができますが、背景が空などで撮ってしまうとブレが伝わりにくく流し撮りの効果が伝わりにくくなってしまいます。
昼と夜の撮影ポイント
昼に撮影する場合と夜に撮影する場合では明るさが全く違うのでそれぞれのポイントについて紹介していきます。
昼の流し撮りポイント
そのような場合には絞りを絞る必要がありますが、絞りを絞っても足りない場合にはNDフィルターを使う必要があります。
NDフィルターは色味を変えることなく光だけを少なくすることができるフィルターです。
夜の流し撮りポイント
夜の撮影では、明るさが足りずにシャッタースピードが遅くなりすぎてしまいます。
そのような場合にはISO感度を上げるか、F値の低い明るいレンズを使いましょう。明るいレンズであれば画質を落とさずにシャッタースピードを速くすることができます。
まとめ
シャッタースピードが速いと動いているものでも止まって見えてしまいます。
撮影テクニックの基本
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