動画で知ろうタイムラプスとは?タイムラプスの魅力と撮影方法を紹介!

川と高層ビル 撮り方

スマホのカメラでもタイムラプス機能がついてきているので、聞いたことのある人も増えてきていると思います。

タイムラプスは撮影時間が長くなってしまいますがその分おもしろく独特な動画に仕上げることができる早送りとは違ったおもしろい技術です。

一眼レフやミラーレスで撮影することもできるのでソフトやアプリを使うことで4K動画を超えた8Kのタイムラプス動画を楽しむこともできます。

今回は、タイムラプスがどのようなものなのか、撮影方法やポイントを紹介していきます。

タイムラプスとは?

動画は静止画を連続的に流していますが、タイムラプスでは通常の動画によりも使われている静止画1枚1枚の撮影した間隔(インターバル)が長いものでつくった動画のことで「微速度撮影」「インターバル撮影」とも言います。

1枚1枚の撮影した時間の間隔が長いため撮影時間が1時間でも1分程度の動画になり、動画を早送りしたような雰囲気になります。

よく使われる場面としては雲の流れや植物の成長、星の動きなどをスピーディーに見せたいときに使われています。

早送りとは違い飛び飛びになるようなことはなく、超高画質で鮮明に写しだされるので超高画質なまま動画として楽しむことができます。

タイムラプスを撮るのに必要なもの

まずは一眼レフやミラーレスでの撮影方法と必要なアクセサリを紹介していきます。

カメラとレンズ

一眼レフやミラーレスではレンズ交換ができるので望遠や広角など様々な画角で自由気ままに撮影することができます。

また、暗い場所でもキレイに写すことができるので夜景や夕暮れなどでも高画質で撮影できるのでより自由度の高い撮影が可能になります。

レンズはどのようなレンズでも撮影は可能ですが、星空などを撮るときにはF値の小さい明るいレンズを使うとシャッタースピードを短くすることができるので自由度の高い様々な撮影方法が楽しめるようになります。

三脚

手持ち撮影でももちろんタイムラプスはできるのですが手持ちでは手ブレが起きてしまい見ていると酔ってしまうような動画になってしまいます。

長時間の撮影で画角を変えずに撮影することになるので三脚が必要になってきます。

撮影場所によっては手すりに取り付けたりするので状況に合わせた三脚を用意しましょう。

初めてでも失敗しない三脚の選び方!自分に合った三脚に出会うポイントとおすすめの三脚を紹介
花火や星空、滝などの撮影でシャッタースピードを長くしたり構図を固定させたいときには三脚が必要です。 カメラを買ったら必ずと言っていいほど必要になるアクセサリーの1つです! 今回は三脚選びのポイントとオススメの三脚をご紹介していきます...

レリーズ

レリーズはカメラに触らずにシャッターを押すことができるアクセサリーで、シャッターを押すときもカメラを動かすことなく安定して撮影することができます。

レリーズにはいくつか種類がありますがタイマーレリーズがおススメです。

タイマーレリーズは撮影枚数や撮影間隔、シャッタースピードなどを設定して自動で撮影してくれる機能を持っているのでカメラを三脚にセットして設定さえしてしまえばあとは待っているだけで撮影することができてしまいます。

カメラの機種によっては一定の間隔で撮影する機能があります。その場合には通常のレリーズでもしっかり撮影することができます。

レリーズで撮れる素敵な写真13選!レリーズの種類とオススメを紹介!
三脚と同じくカメラを買ったら買いたいアクセサリーの1つリモコン/レリーズについて紹介していきます。 手ブレを抑える以外にも撮影の幅を広げることができる必携アイテムです! どんな撮影ができるようになるかも紹介してるので早速見ていきまし...
レリーズがない場合はインターバル撮影を使いましょう。
カメラの撮影メニューには「インターバル撮影」の設定があるので撮影間隔や撮影枚数を設定できるので活用しましょう。ただし、一部の機種では枚数などの設定に制限がある場合もあるので注意しましょう。

ソフト

タイムラプスを無料で楽しめるソフトにPanolapseがあります。

比較明合成(コンポジット)も楽しむことができ、感覚的に使いやすいおすすめの無料ソフトです。

Panolapse - タイムラプスとパノラマの動画作成ソフト
Panolapseはタイムラプスとパノラマにリアルなモーションを加えるためのツールです。回転パンニング、ズーム、デフリッカー、RAWデータの補間、画像のHDビデオへの変換が可能。WindowsとMac OSXで使用できる。

何枚撮ればいいの?

動画は写真の枚数とフレームレート(fps)によって動画の長さが変わります。

フレームレートは1秒間に入っている静止画の枚数のことで、映画だと24fps、地デジ放送だと29.97fpsですので1秒間に30枚もの静止画が入っていることになります。

フレームレートが大きくなればなるほど滑らかに表現できるようになりますがその分、動画の容量が大きくなってしまいます。

何枚撮ればいいのかですが例えば30fpsで30秒間の動画にしたいとなると900枚もの写真が必要になります。
30[枚/秒]×30[秒]=900[枚]
4秒間隔で900枚撮るとすると60分かけて撮った写真が30秒のタイムラプスになります。
4[秒/枚]×900[枚]=3600[秒]=60[分]

撮影しよう!撮影のための5つのポイント

それでは、一眼レフやミラーレスで撮影するときのポイントを紹介していきます。

設定を間違ってしまう思い通りに撮れなかったりチラつきの原因にもなってしまうので撮影が終わった後に残念な結果になってしまうので注意しましょう。

長時間の撮影で画角が変わらないように工夫しよう

撮影開始後は画角を変えないことになるので撮影を始める前に試し撮りをして納得いく画角を決めましょう。

三脚を使うのはもちろんですが、風の影響や何かにぶつかってしまうといったことがないようにしっかりと固定しましょう。

撮影モードを使い分けよう

外乱の影響で明るさが変わってしまうことは良くありますが、そのときに絞りやシャッタースピードが変わってしまうとボケ具合や撮影間隔に影響を与えてしまいキレイに撮影できなくなることがあります。

基本的にはマニュアルモードにして外乱で設定が変わらないように撮影しましょう。

より安定したチラつきの少ないきれいなタイムラプスが撮影できるようになります。

明るさが変わる場合

明るさが変わるような場所では基本的にISO感度で調整するようにしましょう。ただし、あまりにも暗い場所ではISO感度が上がりすぎてしまいノイズが強くでてしまうので注意しましょう。

黄昏時など明るさが大きく変わる場合の風景写真では絞り優先モード+ISO感度自動設定(Nikon)+シャッタースピード上限を使用すること明るい時と暗い時どちらでも露出を合わせることができます。

絞り優先は絞りは変えずにシャッタースピードを変えますが、ISO感度自動設定はシャッタースピードが設定値よりも遅くなると自動でISO感度を上げてシャッタースピードが遅くなりすぎないようにする機能です。

(機種やメーカーによってはついていないのでその場合は、ISOオート+シャッタースピード上限機能を使いましょう)

機種によっては露出平滑化という自動で調整してくれる機能もあります。

薄暗い場所での面倒な設定変更が不要になる!ISO感度自動制御機能とは?
F値を小さくしても室内や薄暗い場所での撮影はシャッタースピードが落ちてしまって手ブレしてしまうことがよくありますよね。 シャッタースピードを速くするにはISO感度を上げないといけませんがISO感度を上げると画質が悪くなってしまいます。 ...

ホワイトバランスのオートはだめ

ホワイトバランスをオートにしてしまうと写真の色が統一されずにタイムラプスにしたときにチラつきなどの原因となってしまいます。

「太陽光」「蛍光灯」「曇天」や「色温度固定」に設定してから撮影しましょう。

RAWデータで撮ることで後からでもホワイトバランスを変えることができますが大量の写真を後から変更するのも大変なので最初に設定しておくようにしましょう。

ピント合わせはマニュアルもしくはAFロックにしよう

タイマーレリーズを使うときはあまり気にしなくても大丈夫ですが、手動撮影の時にシャッター半押しオートフォーカスになっていると撮影の度にピントを合わせることになってしまいます。

オートフォーカスは切っておき、マニュアルフォーカスやAFロック、親指AFなどを使用するようにしましょう。

長時間の撮影になるため万が一に備えてピントリングをテープで留めるとより安心感のある撮影ができるようになります。

シャッタースピードに気を付けよう

撮影するときのシャッタースピードは必ず撮影間隔よりもシャッタースピードが長くならないようにしましょう。

シャッタースピードが10秒で撮影間隔が5秒の設定だと撮影間隔が無視されてしまい思っていた写真にならない場合があります。

また、タイムラプスでは撮影間隔だけでなくシャッタースピードでも印象が変わります。

まったく同じ撮影間隔でもシャッタースピードが速いほどカクカクした感じになり、遅いほど滑らかに動いているような印象になります。

もちろんカクカクになるかどうかはフレームレートにもよってきますがシャッタースピードでも印象が変わるので注意しましょう。

【おまけ】できればRAWで撮ろう

記録容量や撮影間隔、シャッタースピードにもよりますがRAWで撮った方がより良い明るさ、色合いにすることができます。

Photoshopなどのツールを使うことで複数枚同時に編集することもできますが、一番楽なのはRAW+JPEGでの撮影です。

あまり連写は出来ず記録に時間もかかってしまいますが失敗を少なくしつつ楽できるのでおススメです!

撮影オススメ被写体

タイムラプスを使用して魅力的になる被写体をいくつか紹介していきます。

是非オリジナリティあふれる動画の撮影に挑戦して見てください!

星空

インターバルは15秒や20秒あたりだと程よいスピードになります。

レンズの性能にもよりますがシャッタースピードは10秒〜15秒程度がおススメです。

ポイント①長時間露出ノイズ低減機能に注意!

長時間露出ノイズ低減機能は長時間露出ノイズを効果的に除去することができますが、撮影時間が2倍になってしまいます。

つまり、シャッタースピード30秒で撮影するとシャッター30秒+ノイズ低減30秒で1分かかってしまい、撮影間隔は1分よりも長くなってしまいます。

撮影間隔とシャッタースピードが折り合わないときは長時間露出ノイズ低減機能をOFFにしましょう!
写真のノイズを理解して画質の劣化を防ごう!ノイズの種類と対策
写真には様々なことが原因でノイズが入り込んでしまいます。 ノイズには火の玉のように写るものや全体的にザラザラするようなものもあります。 それぞれの原因と対策を知っていればより思い通りの写真が撮れるようになります。 そこで、今回は代表的...

ポイント②冬場は特に結露に気を付けよう!

寒暖差が激しい季節の撮影では夜になるにつれて気温が下がってレンズに水滴がついて曇ってしまうことがよくあります。

乾燥した空気を送るか、ヒーターを巻くことで対策することができますので準備しておくと便利です。
カビや故障の原因に!?深夜早朝冬場などの結露対策をご紹介!
寒くなる時期や時間にカメラを外に置いておくといつの間にか結露で濡れていたり、逆に寒い場所から暖かい場所に入ってきたときにレンズが曇ったという経験をしている人も多いと思います。 ぼくも初めて冬場の星空撮影に挑戦したときは結露でレンズが曇...

植物

植物の撮影は比較的簡単ですが屋内での日にちをまたぐ撮影などではAC電源を使ってバッテリー交換しなくてもいいように準備しておくと楽になります。

夜景

夜景の撮影は基本的に明るさが大きく変わらないのでマニュアルモードなどで撮影することができます。

夜景の撮影では長時間同じ場所での撮影ができる場所を確保することが重要です。

夜景スポットはたくさんありますが人が多く混み合ってしまうような場所での撮影は難しいので場所とタイミングに気を付けて撮影しましょう。

窓ガラス越しの撮影になる場合は以下のページで対策方法を紹介してるので確認してみてください。
ガラス越しでも反射を抑える7つの撮影テクニック!写り込みを消して撮影しよう!
ガラスケースに入った被写体やガラス越しの撮影ではガラスに明かりが反射してしまってうまく撮影できないことがよくありますよね。 水族館や展望台からの夜景、車窓からの景色などなど、窓ガラス越しの撮影をする機会は何かと多いと思います。 ...

雲の撮影では雲の流れる速さにもよりますが撮影間隔(インターバル)を1〜5秒程度にすると良い感じになります。

1秒だとけっこうゆっくり、5秒だとかなり速いという印象になります。もちろん、フレームレート(FPS)にもよっても印象は変わります。

撮影時の明るさがあまり変わらないようであればマニュアルモードで撮影するとチラつきなどの防止ができます。
不気味だけど神秘的!珍しい雲18種類と基本の雲10種類を写真付きで紹介
大気の状態によって様々な形状をみせる自然の神秘である雲。 晴れ、くもり、雨、雪などの天候は気になる人も多いと思いますが普段はあまり雲を意識的に見ることは少ないのではないでしょうか。 目を向けて見るとおもしろい形、怖い形、不思議な...

日常の風景

街並みや人、車の流れを撮影する場合の撮影間隔は1〜3秒と比較的短めに撮影しましょう。

シャッタースピードは1/2秒など長めに設定すると動きがスムーズな動画に仕上がります。

まとめ

タイムラプスはスマホでも気軽に撮影できるようになってきているのでまずはタイムラプスがどのようなものなのか試しに撮ってみると面白いと思います。

一眼レフやミラーレスで撮影することで4K以上のおもしろい撮影ができるのはもちろん、星空などの撮影では比較明合成も同時に楽しむことができるので、キャンプや登山と合わせてぜひ楽しんでみてください!

比較明合成(コンポジット)とは?普段は見られない幻想的な写真の撮り方!
上のような写真を見たことがある方も多いと思いますが、この写真は単純に長時間露出撮影で撮られたものではなく、比較明合成を活用して撮影された写真かもしれません。 比較明合成(コンポジット)と聞いてもどのような撮影方法なのかピンとこない方が...

コメント