育てるのにも人気の花で栽培を楽しんでいる人もいるのではないでしょうか。
今回はそんな春を感じさせてくれるチューリップの撮り方を紹介していきます。
チューリップの見頃
チューリップの見頃がいつごろなのか、どのくらいの期間楽しむことができるのか紹介していきます。
チューリップの見頃
現在、登録されているチューリップの品種の数は5000を超えています。その中でも世界中で1000を超える品種が栽培され楽しまれています。
チューリップのほとんどは春に花を咲かせますが、種類によって多少前後します。全体的には4月、5月によくみられる春の花ですね。
種類
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開花時期
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早い
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3月下旬~4月中旬
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普通
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4月中旬~4月下旬
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遅い
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4月下旬~5月上旬
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チューリップの期間
チューリップが楽しめる期間は開花から1週間程度です。
6月になってくると花や草が枯れ始めてしまうため、品種や地域、その年の気温などにもよりますが4月から5月にかけてが一番楽しめる期間になります。
チューリップの特長
チューリップの特長を知っておくことで撮影するときに意識すべきポイントが見えてきます。
植えられているものがほとんど
チューリップはもともとトルコが原産地でその後オランダに伝わり今では主な生産国になっています。
そんな遠い海外からやってきたチューリップは日本にはほとんど自生していないので基本的にチューリップの名所は植えられているものがほとんどです。
豆知識ですが、チューリップのほとんどは球根栽培されているので同じ色同じ種類の花はクローンと一緒で同じ遺伝子を持っています。
意外と間隔が広い
チューリップは間隔が狭すぎるとうまく成長しなくなってしまうため花壇や名所は意外と1本1本の間隔が広く取ってあります。
写真いっぱいにチューリップの花を写すためには工夫して撮る必要があるので注意しましょう。
チューリップと気温の関係
チューリップの花は毎日閉じたり開いたりを繰り返しているので日によってはしぼんで見えたり、あるときにはすごく開いていたりと見え方が変わることがあります。
そのため、夜や朝は花が閉じており、昼間の暖かい時間は花が開いていることが多いです。
気温が15℃付近を超えると花びらが開いてくるのでよりイメージに近い形になります。
チューリップの撮影ポイント
それではチューリップを印象的に写すためのポイントを紹介していきます。
目線を下げる
チューリップは多少間隔をあけて植えられているので上から見下ろすようにして撮ってしまうとチューリップの背景がほとんど土になってしまいます。
チューリップを写すときは目線を下げて花と同じくらいの高さから撮ることでたくさんの花を一枚の写真に写すことができるだけでなくく、周りの景色も一緒に写して情景を伝えることができるようになります。
望遠レンズを使って圧縮効果
たくさんのチューリップをよりたくさん写すためには望遠レンズを使って撮影してみましょう。
望遠レンズには「圧縮効果」と呼ばれる遠くにあるもの同士の距離が短くなるように見える効果が表れるためよりたくさんのチューリップを1枚の写真に収めることができます。
空を背景に
チューリップの高さは品種によっても様々ですが高さのある程度あるチューリップを写すときは下から見上げるように撮るのも印象の変わった写真にすることができます。
青空と一緒に写すことでチューリップの鮮やかさに加えてキレイな青空とのコントラストも楽しむことができるようになります。
特に青と反対色の黄色の花などは色合い的にもより印象的な一枚になります。
暗めに撮って全く違った印象に
チューリップのような色鮮やかな花は明るめに撮ってボケと柔らかさを表現することでポートレートと合わせても優しく鮮やかな写真にすることができます。
そんな濃い色の花にはあえて露出を下げて暗めに撮ることで明るく撮ったチューリップとは全く違った大人の雰囲気を楽しむことができます。
暗めに撮るときは露出補正をマイナスにすることで思い通りに変えることができます。
マクロレンズで大きく
マクロレンズで1枚の花のさらに一部を撮ることもおすすめです。
花壇に植えられている1本の花でも様々な見せ方を楽しむことができますし、普段は気付かないような特徴にも目がいきます。
天候や場所などにもとらわれずゆっくりと撮影できるのもマクロ撮影の魅力です。
注意点
色鮮やかなチューリップだからこそ注意すべき点もあります。
背景に何を写すか意識しよう
チューリップは基本的にあまり背が高くない花なので普通に撮るとどうしても斜め上から撮る写真が多くなります。
そうなると背景は土や植木鉢の縁などチューリップ以外の景色が写らなくなってしまいます。
彩度の上げすぎに注意
チューリップは様々な色の花を咲かせますがどれも色がはっきりしていてパッと鮮やかな色が印象的です。
そこでカメラの設定や編集で「彩度」を上げすぎて撮ってしまうと非常に不自然で現実味のない写真になってしまいます。
景色全体を写すときはパンフォーカスに
広大なお花畑を写すときには絞りを絞ってボケを出さない写真にすることでピンボケや手ブレを感じさせないパリッとした印象の写真に収めることができます。
広角レンズはもとから被写界深度が深くなるのでパンフォーカスになりやすいですが、中途半端に絞りを開放してしまうとぼんやりした印象になります。
手前の花から奥にある建造物まで全体を魅せたい写真を撮るときはパンフォーカスで撮ると印象的な写真になります。
まとめ
基本的には植えられている花ですが名所では何万、何十万本もの花が咲くので圧巻の絶景を楽しむことができます。
色鮮やかな花を咲かせるので色を強調しすぎることは注意が必要ですが、撮り方を工夫することで素敵な写真を撮ることができます。
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