世界的にも人気が高く美しい花の代名詞にもなるような花で、結婚式やプロポーズなど恋愛関係の話にも良く出てきますよね。
今回は、そんなバラを美しく印象的に写すための方法と見頃や開花時期、ちょっとした豆知識を紹介していきます。
バラ(薔薇)の基本情報
バラの開花時期と見頃
今では品種改良が進んで2万種を超える品種があるので原種のバラは5月~7月見頃を迎えるものがメインですが、中には1年に数回見ることができる品種もあります。
基本的には暖かいシーズンに花を咲かせるので基本的には4月、5月頃に開花し始め、5~7月に見頃を迎えます。8月~11月頃に見ることができる品種もあるので長いシーズン楽しむことができるお花です。
バラの種類
その中でも咲く季節に関わる種類の違いを3つ紹介していきます。
一季咲き
春に咲くのが一般的で日本では沖縄で4月中旬~、関東で5月頃、北海道では6月頃に楽しむことができます。
返り咲き
返り咲きは「二季咲き」とも呼ばれ、1年に2度楽しむことができます。種類はあまり多くありませんが、一季咲きよりも楽しみが増えます。
四季咲き
冬は?と思う方もいると思いますが、冬は気温が低いため屋外などでは花を咲かせることはありませんが、屋内などあたたかい場所で育てることで冬でも花を咲かせます。
バラの慣用句
慣用句
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意味
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茨の道
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辛く険しい道のりのこと
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青いバラ
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神の祝福、不可能の意味
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キレイなバラにには棘がある
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外見の美しさに気を取られていると危ない
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バラを印象付ける撮り方
それではバラをより美しく、印象的に写すための方法を紹介してきます。バラ自体が非常に特徴的なのでシンプルに写してあげることを意識してみましょう。
優しく撮る
バラと聞くとまず真っ先に赤い花を思いうかべる方が多いと思いますが、約2万種類もあるので黄色やピンク、白や青など様々な色があります。
その中でも淡色のバラを写すときは優しい印象で撮ってあげることでより魅力的に写すことができます。
前ボケで写したい場所を強調しよう
バラがいくつも咲いている場所で撮影するときは前ボケを使ってあげることで優しい雰囲気を演出することができます。
淡色の柔らかい色で写してあげることでとっても印象的になります。
ソフトフィルターで全体の印象を変えよう
レンズフィルターには様々な種類がありますが、ソフトフィルターはバラだけでなく様々な花を撮るにも相性がよく、他にも、イルミネーションなどを撮るときにも活躍します。
マクロレンズでピンポイントを写そう
何枚もの花びらが折り重なっているバラの特徴的な部分を大きく写すことができるだけでなく、ボケを強調した柔らかい印象で撮ることもできます。
画質は多少悪くなってしまったり取り付け取り外しが面倒というデメリットも多いですが試しマクロ撮影したいという方にはオススメです。
露出補正で明るめに撮ろう
ポートレート撮影でもよく使われますが、明るく撮ることで光に包まれたような素敵な1枚に仕上げることができます。
コントラストを下げて影の影響を減らそう
日差しが直接当たっているような場所で撮影するとどうしても影ができてしまい明暗の差が激しくなってしまいます。
また、ピクチャーコントロール/スタイルなどのカメラの設定を「ニュートラル」や「ポートレート」にすることでもコントラストを下げることができます。
濃色のバラはパリっと撮ろう
真っ赤なバラや真っ青なバラなど濃い色のバラを撮るときは、優しくみせるのではなくパリッと写すことで全く異なる印象にすることができます。
暗めにして形と色をみせる
露出補正をマイナスにすることで全体を暗めに写すことができ、コントラストがはっきりするので花の形をしっかり写すことができます。
白とびを防ぐことでバラの色を失うことなくしっかりと写すことができます。
パンフォーカスで撮ろう
中途半端なボケはピントずれが起きてしまっているような不安を感じてしまう写真になってしまうので、レンズの絞りをしっかり絞って撮影しましょう。
セレクトカラーを使ってみる
ちょっと変わった手法でデジタルカメラならではの撮影方法ですが、バラの花をより印象的に写すためにセレクトカラーを使うのも面白いのでオススメです。
セレクトカラーには、指定した部分の色を残すのか、写真全体の決めた色だけを残すのか機能によって少し変わります。
まとめ
世界的にも大人気の花で、花の王道と言っても過言ではないバラですが、今回は撮影するときの3つのポイントとそれぞれの方法を紹介しました。
優しく撮るときは①ボケを使って、②明るめに、パリッと見せるときは①暗めに、②パンフォーカスを意識しましょう。
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