梅の花の撮影方法を紹介!素敵な写真に仕上げる5つのポイント!

ピンク色の梅の花の写真撮り方
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まだ肌寒い時期に春の訪れを感じさせてくれる梅の花。今回は梅の花の撮り方についてご紹介していきます。

梅は花の密度が小さい品種も多く撮るのが難しい被写体でもあります。

少しでも撮るためのヒントになれば嬉しいです。

一輪の花に焦点を当てよう

点々と咲いている梅の木全体を写しても何の写真か分かりづらくまとまりのない写真になってしまいます。

一つ一つの花にフォーカスする事で柔らかな色合いや独特な形を表現することができます。

マクロレンズで撮ろう

マクロレンズで撮影された淡いピンクの梅の花の写真

マクロレンズを使うことで梅の花のように小さい被写体でも大きく写すことができます。

被写体に近づけば近づくほどボケが表現できるのでさらに1箇所に焦点を当てた撮影ができます。

マクロレンズでの撮影はピントが合わせにくいことも多いので、三脚やレリーズを使うことでキレイに撮影することができます。

背景をぼかして引き立てよう

背景のボケが聞いている枝先の梅の写真

明るいレンズを使ったり、望遠レンズを使って被写界深度を浅くすることで背景をキレイにボケさせることができます。

この時、さらに2つのことを意識するとさらに写真がよくなります。

梅と背景の距離を長くする

焦点を合わせる撮りたいポイントと背景の距離があるほどボケさせることができます。逆にある程度形を見せたいときには距離をちかづけると調整できます。

夜間のライトアップで光の玉ボケと一緒に撮りたいときには特に被写体と背景の距離を意識してみましょう。

被写界深度が浅すぎるとメインの梅の花にピントが合わせづらくなってしまいます。

背景の色を意識する

梅の花の色も大事ですが、背景の色味も非常に大事です。

花の色と同色系にすると優しくソフトな印象になり、反対色(青と黄色など色相環の反対の色)にするとパリッとしたメリハリのある写真になります。

ピンク系の反対は緑系で、白系の反対は黒系になります。意識することで花びらをさらに強調することができます。

構図を意識しよう

梅の花をメインで写す場合は日の丸構図にしてしまうことが多いですが、それだけではどれも似たような写真になってしまいます。

見上げる構図で

標準レンズで下から見上げた梅の写真

枝垂れている梅の枝を下から見上げるように撮ることで梅全体を写すことができます。

密度の小さい梅であっても枝先から撮ることで花の密度も増えて写真全体の色味が良くなります。

枝を使って構図を自在に

対角線構図で撮られたピンク色の梅の写真

何本もの枝が折り重なってしまうとごちゃごちゃとした印象の写真になってしまいます。

梅を撮るときには枝先に焦点を当てて対角線構図などをつくるとスッキリとバランスよく写すことができます。

構図については以下の記事で紹介しています。

【写真25枚】基本構図10種類を紹介!構図を意識してステキな写真を撮ろう!
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梅の花を副題にしよう

春の訪れとともに梅の花に寄ってくる生き物も出てきます。

そんな生き物たちをメインに撮りつつ梅の花を副題に置くことで季節感のある写真に大変身します。

メジロと一緒に

メジロと一緒に撮られた梅の写真

梅の花の甘い香りに誘われてメジロが蜜を吸っている光景をよく目にすると思います。

小さい体に緑色の体毛のかわいらしいメジロは梅の花と相性のバッチリ合った被写体です。

ぴょこぴょこと飛び回るので撮るのも難しいですが花の蜜を吸っているタイミングに合わせることで撮りやすくなります。

撮影には望遠レンズが必要になるのでしっかり準備しましょう!

ミツバチと一緒に

梅の花に留まっているハチの写真

ミツバチも梅の花の蜜を吸いにやってきます。

2月、3月はまだ冬を越して活動を再開したばかりなので一緒に撮れる機会はあまり多くないですがチャンスがあれば撮ってみましょう。

ミツバチはおとなしいのであまり攻撃してくることはありませんが十分注意しましょう。

明るさに注意しよう

直射日光が当たっている場所は非常に明るく、当たっていない場所は暗くなってしまいます。

梅を撮るときに花だけ陽の光に当たってコントラストが大きくなってしまうと色の鮮やかさや背景のボケがうまく表現できなくなってしまいます。

梅を撮るときは逆光で撮ったり、日陰や曇りの日に撮ると全体的に明るさが程よい写真になります。明るさは露出補正などで調整しましょう!

色味を意識しよう

色味が変わると写真の印象が大きく変わりますが淡い色の梅の花は特に影響を受けやすいです。

撮影時の設定をしっかり確認して撮るようにしましょう。

ホワイトバランス

色温度が低い白色の梅の花の写真

日陰や曇りの日に撮ることが多い梅の花はホワイトバランスを「晴天」などにしていると青っぽくなり冷たくクールな印象になってしまいます。

優しくふんわりとした印象で撮りたいときにはホワイトバランスを「曇天」や「晴天日陰」に設定して温かみのある色にするのがおすすめです。

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ピクチャーコントロール

梅の花は恋ピンクから白まで様々な色がありますが、淡い色をさらに強調したいときには「風景」や「ビビッド」がおすすめです。

太陽光が直接当たっているときにはコントラストがさらに強調されてしまうため、「ニュートラル」などのコントラストを抑える設定にすると全体の色味が失われにくくなります。

状況に応じて使い分けることで様々な印象の写真を撮ることができます。

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まとめ

梅の花は撮るのが難しい被写体の1つですが1箇所に焦点を当ててボケを活用することでキレイな一枚に仕上げることができます。

雨の日が増えてくる季節ですが、曇りや雨でも撮影が楽しむことができ、天候を気にしなくていいのもポイントが高いですね!

春の訪れを感じられる梅の花をぜひ撮ってみてください!

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