まだ肌寒い時期に春の訪れを感じさせてくれる梅の花。今回は梅の花の撮り方についてご紹介していきます。
少しでも撮るためのヒントになれば嬉しいです。
一輪の花に焦点を当てよう
点々と咲いている梅の木全体を写しても何の写真か分かりづらくまとまりのない写真になってしまいます。
マクロレンズで撮ろう
マクロレンズを使うことで梅の花のように小さい被写体でも大きく写すことができます。
被写体に近づけば近づくほどボケが表現できるのでさらに1箇所に焦点を当てた撮影ができます。
背景をぼかして引き立てよう
明るいレンズを使ったり、望遠レンズを使って被写界深度を浅くすることで背景をキレイにボケさせることができます。
梅と背景の距離を長くする
夜間のライトアップで光の玉ボケと一緒に撮りたいときには特に被写体と背景の距離を意識してみましょう。
背景の色を意識する
花の色と同色系にすると優しくソフトな印象になり、反対色(青と黄色など色相環の反対の色)にするとパリッとしたメリハリのある写真になります。
ピンク系の反対は緑系で、白系の反対は黒系になります。意識することで花びらをさらに強調することができます。
構図を意識しよう
梅の花をメインで写す場合は日の丸構図にしてしまうことが多いですが、それだけではどれも似たような写真になってしまいます。
見上げる構図で
枝垂れている梅の枝を下から見上げるように撮ることで梅全体を写すことができます。
枝を使って構図を自在に
何本もの枝が折り重なってしまうとごちゃごちゃとした印象の写真になってしまいます。
構図については以下の記事で紹介しています。
梅の花を副題にしよう
そんな生き物たちをメインに撮りつつ梅の花を副題に置くことで季節感のある写真に大変身します。
メジロと一緒に
梅の花の甘い香りに誘われてメジロが蜜を吸っている光景をよく目にすると思います。
ぴょこぴょこと飛び回るので撮るのも難しいですが花の蜜を吸っているタイミングに合わせることで撮りやすくなります。
ミツバチと一緒に
ミツバチも梅の花の蜜を吸いにやってきます。
2月、3月はまだ冬を越して活動を再開したばかりなので一緒に撮れる機会はあまり多くないですがチャンスがあれば撮ってみましょう。
明るさに注意しよう
梅を撮るときに花だけ陽の光に当たってコントラストが大きくなってしまうと色の鮮やかさや背景のボケがうまく表現できなくなってしまいます。
梅を撮るときは逆光で撮ったり、日陰や曇りの日に撮ると全体的に明るさが程よい写真になります。明るさは露出補正などで調整しましょう!
色味を意識しよう
色味が変わると写真の印象が大きく変わりますが淡い色の梅の花は特に影響を受けやすいです。
ホワイトバランス
日陰や曇りの日に撮ることが多い梅の花はホワイトバランスを「晴天」などにしていると青っぽくなり冷たくクールな印象になってしまいます。
優しくふんわりとした印象で撮りたいときにはホワイトバランスを「曇天」や「晴天日陰」に設定して温かみのある色にするのがおすすめです。
ピクチャーコントロール
梅の花は恋ピンクから白まで様々な色がありますが、淡い色をさらに強調したいときには「風景」や「ビビッド」がおすすめです。
状況に応じて使い分けることで様々な印象の写真を撮ることができます。
まとめ
梅の花は撮るのが難しい被写体の1つですが1箇所に焦点を当ててボケを活用することでキレイな一枚に仕上げることができます。
雨の日が増えてくる季節ですが、曇りや雨でも撮影が楽しむことができ、天候を気にしなくていいのもポイントが高いですね!
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