春に広がるピンクの絨毯「芝桜」素敵な1枚に収める撮り方5つのポイント!

彩度が高く鮮やかな山と芝桜撮り方
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日本でもお馴染みの4月初めに見られる桜とはまた違った魅力のある芝桜はあたり一面に広がる絶景が楽しめます。

毎年4月下旬~5月上旬とゴールデンウィークにも重なるので、家族旅行やお出かけに見に行くのもおすすめです。

ソメイヨシノなどの淡いピンクとは違い濃い色をしていて咲き方も全く違うので「さくら」と名前にありますが全く違う印象を受けますよね。

今回はそんな芝桜をきれいに撮る方法を紹介していきます。

芝桜のおすすめスポット

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一面に広がっている名所に是非一度は訪れてみてください!

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芝桜撮影のポイント

芝桜を印象的に撮るためのポイントをいくつか紹介します。

広大な景色に広がる景色は見事ですが写真を撮るとワンパターンになりがちなのでぜひ参考にしてみてください。

広角レンズで全体を写そう

広角レンズで撮った芝桜

芝桜の名所では芝桜が一面に広がっている景色を楽しむことができます。

広角レンズを使うことで見た目通りか、それ以上の壮大さを写真に収めることができます。

何も考えずに広角レンズで撮ってしまうと同じような写真ばかりになってしまうので次に紹介する構図も意識するようにしましょう。

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構図を意識しよう

構図を意識することでバランスよくまとめることができます。

基本構図はこちらで詳しく紹介していますが、絨毯のように一面に広がる芝桜にマッチした構図を2つ紹介します。

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3分割構図

3分割構図を意識した芝桜

構図の中でも特に使いやすく便利なのが3分割構図です。

芝桜の位置を写真全体の1/3もしくは2/3で分けるとバランスよく写すことができます。

芝桜をメインで見せたいときには写真の下2/3に芝桜を写し、芝桜をワンポイントとして他の景色を見せたいときには写真の下1/3に芝桜を収めるように意識してみましょう。

芝桜以外にも写真にバランスよく収めたいときに便利なので活用してみてください。

2分割構図

2分割構図を意識した芝桜

3分割構図ではどちらかに焦点を当てて主題と副題を意識させますが、この2分割構図ではどちらもしっかり見せたいときなんかに使える構図です。

縦か横のちょうど半分の位置で区切るようにして撮ります。富士山やポートレートなどで芝桜も強調したいときに試してみてください。

芝桜を副題にして写してみよう

富士芝桜まつり

芝桜をメインにするのではなく、後ろに広がる山や空をメインにして撮るのもおすすめです。

芝桜を背景にポートレートを撮るときには、絞りを開放してボケを意識して撮ってみましょう。

逆に景色全体をしっかり見せたいときには絞りを絞ってパンフォーカスにするとパリッとした印象的な写真に仕上がります。

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クローズアップで撮ってみよう

マクロレンズで撮った芝桜

一面に広がっている景色が見どころの芝桜ですが、あえて近づいてクローズアップして撮ってみるのも面白いです。

名前の通り桜の花びらに形が似ているので、この形に注目して撮ってみましょう。

ぶれやすい撮影になるのでシャッタースピードを上げて撮影するようにしましょう。

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低い位置から撮ってみよう

低い位置から撮った芝桜と富士山

立っている位置から撮ることが多いと思いますが、目線を変えて低い位置から撮ることで印象を変えることができます。

カメラから近い部分と遠い部分があるのでボケを取り入れやすくなり、前ボケを使った撮影も楽しむことができます。

芝桜を撮るときの注意点

芝桜は非常に濃い色をしているので撮影するときの注意点をまとめました。

色味が強くなりすぎてしまうと不自然になる場合があるので設定を改めて確認してみましょう。

ピクチャースタイル/コントロールに気をつけよう

芝桜は桜と比べて濃いピンク色をしています。

そのため彩度が濃くなってしまうと絵の具で塗りつぶしたような不自然な色になってしまうことがあります。

彩度が濃くなる「風景」「ビビッド」のようなピクチャースタイルで撮影する場合には色合いに気をつけましょう。
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ホワイトバランスに変えよう

ホワイトバランスでは赤みや青み、マゼンダなどの色味を変えることができます。

基本的にはオートで大丈夫ですが、芝桜がマゼンダなので「蛍光灯」など青みを加えると濃い紫色に近づいていきます。

ホワイトバランスを変えることで大きく印象が変わるのであまり不自然にならないように注意しましょう。

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まとめ

GWの行楽シーズンにちょうど見頃を迎える芝桜。

今年は名所を訪れてみてはいかがでしょうか。素敵な1枚がきっと撮れるはずです!

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