ツイッターやインスタグラムなどSNSの普及に伴いデジタルカメラだけでなくスマホのカメラ性能も近年、非常に注目されていますよね。
そんな一眼レフの不便さを解消できるミラーレス一眼の登場により「カメラ女子」などの流行も巻き起こりました。
ミラーレスの特長

ミラーレス一眼は一眼レフと同じようにレンズを交換できるデジタルカメラで、最近では一眼レフと同じ大型のセンサーも採用できるようになるなど年々技術が進歩しています。
最大の特長は鏡をなくしたことによる軽量化、コンパクト化に成功した点です。

ミラーレスを選ぶときのポイント


最初のカメラ選びではどこに注目すればいいのか全然分からないですよね。
あれもこれもと機能の良いやつを求めてしまうと結局かなり高額な機種になってしまうので、特に重要な選定ポイントを紹介していきます。
イメージセンサーサイズ
センサーサイズが大きければ大きいほど光を取り込める量が増えるのでより繊細に高画質で撮影することができます。
暗い場所は光の量が少ないためスマホのカメラではノイズだらけできれいな写真が撮れない、といった経験をしている人も多いと思いますが、センサーサイズの大きい機種であれば暗い場所でもキレイに撮影することができます。

マイクロフォーサーズ
OLYMPUSとパナソニックのミラーレスはレンズの企画も同じなのでどちらのメーカーのレンズも使えるというメリットがあります。
APS-C
ミラーレスで採用しているメーカーは「SONY」「Canon」「富士フイルム」が大半を占めています。
35mmフルサイズ
つい数年前までは一眼レフにのみ採用されてきましたが最近ではミラーレスや高級コンデジにも採用され始めました。
大きさ・重さ
本体の重さが軽い機種では200gを切るものもあれば重いものは500g~800gと重くなるものあるのでミラーレスだからといって軽いと思い込むのは少し危険なので注意しましょう。
wifi・bluetooth
最新モデルでは撮った瞬間自動転送できるものがあるなど非常におすすめの超便利機能です。絶対についていたほうが良い機能なのでしっかり確認しましょう。
ティルト・シフト液晶
高い場所、低い場所からの撮影でさらに表現の幅が広がりますが、液晶が見られないと撮影は難しいですよね。
メーカー
全世界のシェアランキングで2019年を見てみると1位キヤノン、2位オリンパス、3位SONYとなっており上位3社で約78%のシェアを持っています。
ミラーレスを選ぶときには基本この3社から選べば間違いありません。
もちろん富士フイルムやパナソニックにも根強い人気のある機種はありますが、これからカメラを始めるという方はこの3社から選ぶのが間違いなく無難です。
年 | 1位 | 2位 | 3位 |
2019 | キヤノン(31.6%) | オリンパス(23.5%) | ソニー(22.7%) |
2018 | オリンパス(27.7%) | キヤノン(21.3%) | ソニー(20.2%) |
2017 | オリンパス(26.8%) | キヤノン(18.5%) | ソニー(17.9%) |

おすすめのミラーレス
たくさん紹介されても結局何を選べばいいのかわからなくなってしまうと思うので、とにかく初めてのミラーレスにおすすめのコスパの良い機種と、せっかくなら機能重視が良いという人向けの機種をそれぞれ3機種ずつ紹介していきます。
コスパ最強のエントリーモデル
センサーサイズはフルサイズではありませんが、それでも様々な撮影に対応したコスパの良いモデルをランキング形式で紹介していきます。
1位【OLYMPUS】OM-D E-M10 Mark III
PENシリーズは比較的安価で様々なアートフィルターがあるなどスマホのような感覚で手軽に楽しむイメージです。
その中でもエントリーモデルである「E-M10 Mark III」はミラーレスの中でも抜群の人気を誇るコスパ最強の機種です。
4段分だとシャッタースピードを16分の1にしても同じように撮影できるので暗い場所でも手ブレを激減させて撮影することができます。
また、OLYMPUSが特許を持っているライブバルブ撮影に対応しているため初心者でも花火や星などの長時間露出撮影を簡単に撮影することができます。
初めての方でも満足いく素晴らしいミラーレスに仕上がっています。
モデル | E-M10 Mark III |
イメージセンサー | マイクロフォーサー(17.4×13mm) |
有効画素数 | 約1605万画素 |
動画記録 | 4K動画対応 |
測距点数 | 121点 |
バッテリー | BLS-50(1,210mAh) |
ボディ内手ブレ補正 | 5軸、4.0段 |
無線通信 | Wi-Fi |
寸法 | 121.5×83.6×49.5mm |
質量 | 約410g(バッテリーとメモリーカードを含む)、約362g(本体のみ) |
最新機種のMark IVが出ていました!
2位【Canon】EOS Kiss M
EOS Kiss MはCanon初のミラーレスでありながら長年培ってきた一眼レフの技術をうまくミラーレスに落とし込めているエントリーモデルになっています。
さらにCanonから出ているアプリを使ってwifiでスマホと連動させると撮影と同時に写真を転送できるなどSNSとの相性の良さも抜群です。
バリアングルに対応しているため自撮りも簡単にでき、デザインの可愛らしさも合わせて抜群の人気がでました。
モデル | EOS Kiss M |
イメージセンサー | 約22.3×14.9mm(APS-Cサイズ) |
有効画素数 | 約2410万画素 |
動画記録 | 4K動画対応 |
バッテリー | LP-E12(875mAh) |
無線通信 | Wi-Fi |
寸法 | 116.3×88.1×58.7mm |
質量 | 約387g(バッテリーパック+カード含む)/約351g(本体のみ) |
3位【SONY】α6400
その理由の1つはCanonと同様非常に軽量、コンパクト化に成功している点です。本体だけの重さが約359gと非常に軽く女性の方でも気軽に持ち運ぶことができます。
2019年1月時点で世界最速の0.02秒という驚異的なスピードで動いている被写体も確実にとらえることができます。
スマイルオートシャッターだけでなく瞳AFで人間だけでなく猫や犬などの動物の眼を常にとらえることができるのでその瞬間を確実に切り取ることができます。
もちろんwifiやバリアングルにも対応している高性能なミラーレスです。
モデル | α6400 |
イメージセンサー | APS-Cサイズ(23.5 x 15.6mm) |
有効画素数 | 約2420万画素 |
動画記録 | 4K動画対応 |
測距点数 | 425点 |
バッテリー | NP-FW50(1,020mAh) |
無線通信 | Wi-Fi |
寸法 | 約120.0x 66.9x 59.7mm |
質量 | 約403g(バッテリーとメモリーカードを含む)、約359g(本体のみ) |
高性能なハイエンドモデル
せっかく買うなら高性能・高機能のカメラが欲しい、エントリーモデルから脱却して本格的に撮影したいと言う方におすすめの高評価ミラーレスをまとめました。
1位【SONY】α7 III
似たような名前の上位機種にα7R IIIがありますが主な違いは画素数だけで一部AF機能などはα7 IIIのほうが優れていたりするので迷わずこちらを選びましょう。
超高感度撮影に対応しており暗い場所でもノイズが少なく高画質のまま撮影できます。
おすすめのエントリーモデルα6400の基本的な機能に加えて超強力なボディ内手ブレ補正に対応しており約5段分に対応しているのでブレによる画質の劣化も抑えることができます。
モデル | α7 III |
イメージセンサー | 35mmフルサイズ(35.6×23.8mm) |
有効画素数 | 約2420万画素 |
動画記録 | 4K動画対応 |
測距点数 | 最大693点 |
バッテリー | NP-FZ100(2,280mAh) |
無線通信 | Wi-Fi |
寸法 | 約126.9x95.6x73.7mm |
質量 | 約650g(バッテリーとメモリーカードを含む)、約565g(本体のみ) |
2位【Canon】EOS R
Canonから出ているフルサイズ採用のハイエンドモデルミラーレス一眼で、今まではレンズの装着にはEFマウントを採用してきましたが、より高精度・高画質での撮影を可能にするためにミラーレスの構造に合わせたRFマウントという新マウントを採用しました。
SONY同様5段分のボディ内手ブレ補正に対応しています。また、撮影後にスマホに自動転送することにも対応しているため性能だけでなく機能面も非常に便利になっています。
モデル | EOS R |
イメージセンサー | 約36.0×24.0mm(APS-Cサイズ) |
有効画素数 | 約3030万画素 |
動画記録 | 4K動画対応 |
バッテリー | LP-E6N/LP-E6(1,865mAh/1,800mAh) |
無線通信 | Wi-Fi |
寸法 | 約135.8×98.3×84.4mm |
質量 | 約660g(バッテリーパック+カード含む)/約580g(本体のみ) |
まとめ
レンズは資産と呼ばれるほど、寿命も長く価値もあまり落ちません。メーカーを変えるとレンズの互換がなかったりするので選ぶときは将来的にも考えて選びましょう!
スマホでは満足できないけど、一眼レフだと重いし持ち運びが大変という方は是非ミラーレスでカメラデビューしてみませんか?

カメラ・レンズ・アクセサリの基本










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