オートでももちろん綺麗に撮れますが被写体によっては、思ってたのと違う、もっと明るく/暗くしたい!と思うことも出てくると思います。
撮影モードを細かく分けるとたくさんありますが大きく分けると「オート」「シーン」「エフェクト/フィルター」「マニュアル(準マニュアル)」の4つがあります。
どのようなモードなのか詳しく見てみましょう。
オートモード
オートは絞り、シャッタースピード、ISO感度、ホワイトバランスなどの様々な項目を自動で設定して撮影するモードです。
自動で設定してくれるため、初心者の方でも手軽に撮影を楽しむことができます。その代わり融通がきかず思い通りの撮影ができないなどのデメリットがあります。
オートモードは暗い場所でフラッシュを使ってしまうので撮影モードを変えるか発光禁止の設定に変更しましょう。
シーンモード
オートモードと同じように細かい設定はできませんがオートモードよりも被写体を印象付ける撮影ができるようになります。
すぐに設定変更できるのもシャッターチャンスを逃しにくくなるメリットですね。
ポートレート(人物撮影)モード
絞りを開放させてボケを楽しむことができます。
肌や髪の毛もソフトで滑らかな印象を自然と引き出すことができます。
風景モード
絞りを絞って手前から奥までピントが合うパンフォーカスになります。
クローズアップ(マクロ撮影)モード
小さいものを大きく写したいときに使えるモードでこれも絞りを開放気味にしてボケを楽しむことができます。
どれだけ被写体に近づけるかはカメラの設定ではなくレンズの性能によって変わるので注意しましょう。
スポーツモード
シャッタースピードが速くなって連写ができるモードです。
連写は機種によっては手動で変えないといけないので注意しましょう。
その他の様々なシーン
撮影するシーンによってさらに特徴的な写真にするため他にも様々な撮影モードが用意されています。
オレンジ色に染まる朝焼け/夕焼けをさらに印象的にする「夕焼けモード」、夜中に光り輝く夜景をキレイに撮れる「夜景モード」、料理を美味しそうに魅せる「料理モード」なども用意されています。
エフェクト/フィルター
エフェクトモードはPhotoshopなどの編集ソフト/アプリで編集したときと同じような写真に仕上げる機能です。
撮影後に編集することもできますが設定しておけばすぐにエフェクトのかかった写真を楽しむことができます。
トイカメラ風
トイカメラで撮った写真のように外側が暗くなって彩度が低くなり少し色褪せたような色調になります。
ミニチュア・ジオラマ風
ピントが一部だけに合っていて上下のボケが強く出てるため小さいものを撮ったような印象になります。
絵画風
水彩画風や油絵風など様々な種類がありますが絵で描いたような仕上がりになります。
その他
マニュアル(準マニュアル)
明るさやその他の細かい項目を自分で設定できるモードで、P、A(Av)、S(Tv)、Mの4つのモードがあります。
明るさに関わる絞り、シャッタースピード、ISO感度を変えられるだけでなくホワイトバランスや露出補正、ピクチャーコントロール/スタイルなども自由に変えることができます。
自由度が高い分、設定をちゃんと理解していないと明るすぎたり、暗すぎたりといった写真になってしまうことがあります。しかし、この撮影モードでないと撮れない写真もたくさんあります。
プログラムオート(Pモード)
適切な明るさになるように絞りとシャッタースピードを自動で設定してくれます。
適切な明るさを維持しながら絞りとシャッタースピードを変更することができます。この設定変更を「プログラムシフト」と言います。
絞り優先(A(Av)モード)
絞りはボケ具合を調整することができるのでポートレートやマクロ撮影でボケを強調したり、風景写真でボケにくくさせたりとボケを操りたいときにオススメの撮影モードです。
シャッター優先(S(Tv)モード)
夜景や水の流れなどを長時間露出撮影する場合や、シャッタースピードを上げて手ブレや被写体ブレを防ぎたいとき、流し撮りのような撮影をするときにオススメの撮影モードです。
マニュアル(Mモード)
明るさに関係する「絞り」「シャッタースピード」「ISO感度」を自由に設定できるので設定によっては明るすぎて真っ白になったり暗すぎて真っ暗になってしまうこともよくあります。
ISO感度はオートに設定できてしまう機種もあるので手動にして撮影しましょう。
カメラのファインダーには明るさの適正値や明るすぎ/暗すぎといったメッセージが表示されるのでこれを元に設定しましょう。
オートとマニュアル(準マニュアル)の比較
撮影モード
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絞り値
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シャッタースピード
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ISO感度
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露出補正
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ホワイトバランス
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ピクチャーコントロール/スタイル
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フラッシュ
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測光モード
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オートモード
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自動
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自動 |
自動
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自動
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自動
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自動
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自動
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自動
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Pモード
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自動
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自動
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選択可
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手動
|
手動
|
手動
|
手動
|
手動 |
A(Av)モード
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手動
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自動
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選択可
|
手動
|
手動
|
手動
|
手動
|
手動
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S(Tv)モード
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自動
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手動
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選択可
|
手動
|
手動
|
手動
|
手動
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手動
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Mモード
|
手動
|
手動
|
選択可
|
手動
|
手動
|
手動
|
手動
|
手動
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シーンモードやエフェクトモードは基本的にはオートと同じく自動です。
まとめ
その代り、細かい設定変更はできないのでそんな時にはマニュアル(準マニュアル)モードを使ってみましょう。
自由自在に写真を撮ると撮影スキルのアップにもつながります。
カメラの基本設定・機能
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