色鮮やかな景色も楽しいですが、モノクロ撮影にも独特のおもしろさがあります。その両方のおもしろさを取り入れることができる機能がデジタルカメラには搭載されています。
Nikonでは「セレクトカラー」「カラーセレクト」、Canonでは「ワンポイントカラー」、OLYMPUSやSONYでは「色抽出」「パートカラー」などの名前の機能です。
ちなみにモノクロ撮影の魅力についてはこちらで紹介しています。
セレクトカラーとは?
セレクトカラーは選んだ場所や選んだ色以外がモノクロ(白黒)になる機能です。
部分的に目立たせたいときや特徴的な写真にしたいときなどに使ってみるとおもしろいです。
セレクトカラーの機能の違い
一部だけに色を付けてそれ以外を白黒にするのは同じですが、メーカーによって機能が少し違います。
特定の色だけを残す
青や赤、黄色など写真に写っている特定の色だけを抽出することができる機能です。
上の写真では「紫」だけを残して他の色がモノクロになっています。他にも紫色のものが写真に写っている場合、その部分にも色が残ってしまうので注意しましょう。
Nikonのカメラのセレクトカラー機能などは特定の色を残す機能になっています。複数の色を残すこともできるためおもしろい表現を楽しむことができます。
特定の部分の色を残す
特定の場所だけ残すことができる機能で、色の数や写真に写る他の被写体の影響もないメリットがあります。
上の写真では1本のバラだけは茎から花まで色が残っていますが、他のバラはすべてモノクロになっています。
場所の指定が必要なため多少手間はかかってしまいますがより自由度の高いセレクトカラーを楽しむことができます。
セレクトカラー写真の作り方
カメラの機能で撮影と同時にセレクトカラー写真にするか、普通に撮影したあとに編集してセレクトカラー写真にするかの2つの方法があります。
セレクトカラーモードで撮る
メーカーによって呼び方は違いますがEFFECTモードやアートフィルターといった機能の中に、セレクトカラーやパートカラーといった名称の機能があります。
画面上で色の選択などを行うことができます。そのとき、液晶画面に撮影後イメージが表示されるので感覚的に撮影を楽しむことができます。
設定方法については各メーカー、各機種によって違いがあるので公式サイトもしくは説明書を確認してみてください。
ニコンのカメラでは以下のサイトで説明がまとまっているので確認してみてください。
Nikonの設定方法
編集ソフト・アプリを使う
ソフトやカメラの機能、スマホアプリを紹介していきます。
カメラの機能
パートカラー、セレクトカラー撮影が搭載されているカメラのほとんどには通常撮影後でも一部の色だけを残す機能が付いています。
編集ソフト
ソフトを使うことによってセレクトカラー機能がないカメラやスマホで撮った写真でも楽しむことができます。オススメの編集ソフトは『GIMP』という無料ソフトです。
無料ですが有料のPhotoshopに並ぶと言われるくらい機能が入っている画像編集ソフトです。
アプリ
①特定の部分の色を残すなら「colorful」がおすすめです。
日本語対応しており機能もシンプルなため初めての方でもすぐに使うことができます。(特定の色だけ残す機能はありません)
Colorful-白黒やモザイク、セピアで無料の画像編集できるカメラアプリ!
Fineseed無料posted withアプリーチ
②特定の色だけを残すなら「picsart」で細かく設定することができます。
『エフェクト』の『カラー』から色を選べば特定の色だけを残すことができます。
PicsArt 写真&動画エディター
PicsArt, Inc.無料posted withアプリーチ
まとめ
一部の色だけを取り出すことで特徴的な写真に変身させることができます。
曇りの日はあまり良い写真が撮れないと思っている方もいるかもしれませんが、こういう機能を使うことでおもしろい写真がとれるかもしれません。
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